近年、要らなくなった物をネットオークションに出品して、お金に換える人が増加しています。また、新品ではなくてもいいから、欲しい商品を安く手に入れたい人もネットオークションを利用しています。
ネットオークションとは
ネットオークションとはその名の通り、ネット上で行われるオークションのことです。オークションでは一般ユーザー同士が直接取引を行います。出品者はオークションサイトに商品を出品し、開始価格や入札期限、配送方法、支払方法などを指定します。そして、期限内に最も高い価格を提示した入札者が落札することになり、出品者と落札者が連絡を取り合いながら、商品と代金を交換します。連絡方法は個人間でメールのやり取りをする方法だけではなく、オークションサイトの掲示板を利用する方法があり、より安全な取引ができるようになっています。最近では、一般ユーザーだけではなく、個人商店なども出品するようになっています。
入札方式
入札方式には自動入札方式というサービスが提供されています。少額ずつ入札額を増やしていく方式だと、手間と時間ばかりかかって煩雑になるばかりでなく、ずっと画面の前で入札状況を見ていなければなりません。現在は、最高入札額を設定しておくと、コンピュータが最高入札額になるまで、自動的に他参加者よりも少しだけ高い価格を入札するようになっています。従って、何回も入札処理をする必要が無くなり、画面の前で他参加者が入札するまで待つという手間を省けます。
オークション業者の利益
大手ポータルサイトなどのオークション運営業者は、ネット上にオークションというサービスを提供することで、出品者から手数料を徴収しています。それが、業者の利益になります。
オークションへの出品
オークションの流れは以下になっています。
①出品物をカメラで撮影します。
②出品物についての説明文を作成し、出品物を掲載します。
③オークションの開始金額と期間を指定します。
④落札者が出た後、落札者に連絡します。
⑤入金確認後に商品を発送します。
⑥落札者から受取り・評価の連絡を受けます。
⑦落札者への評価をします。
③の開始金額では、「1円スタート」か「即決価格」のどちらかを決めます。
1)1円スタート
・メリット
多くの関心と入札が見込め、早めの現金化が可能です。
・デメリット
すぐに入札される可能性があるため、訂正しようと取消し作業を行うと、出品取消システム手数料の550円が発生してしまいます。
2)即決価格
・メリット
入札者が1人でもいた場合、希望価格で落札されます。終了日時までに落札されなくても、自動再出品を設定すれば3回までは、設定した周期で自動出品されます。
・デメリット
落札されるまでに期間を要します。