最近、仮想通貨が盛り上がりをみせております。ビットコインとイーサリアムは過去最高額を叩き出しており、ボロ儲けした人もたくさんいる事でしょう。この仮想通貨ですが、投機目的で買っている人もいると思いますが、そうでない人はなぜ買っているのでしょう。
さらに、なぜビットコインやイーサリアムに価値がついているのでしょうか。それはブロックチェーンという技術で管理しているからです。ブロックチェーンはまだ未知数ですが、その可能性に惹かれた優秀な投資家ががこぞってブロックチェーンの開発に投資しております。ブロックチェーンは理解するのが難しい話ですので、この記事ではできるだけ分かりやすく解説していきます。
1.ブロックチェーンとは
ブロックチェーンは分散型台帳とも言われますが、簡単にいうと「管理者を設けず、みんなで台帳を管理していきましょう」という事です。簡単に言いすぎたかもしれないので、さらに細かくいうと「参加者の中に不正を働く者や正常に動作しない者がいたとしても正しい取引ができ、改ざんが非常に困難で、停止しない、多数の参加者に同一のデータを分散保持させる仕組み」です。
国内では、日本ブロックチェーン協会が2016年10月にブロックチェーンの定義を公開しましたが頻繁にあまりに分かりにくいので、読まないほうがいいです。
2.ブロックチェーンの特徴
ブロックチェーンの主な特徴としては以下があります。
・ 改ざんが非常に困難
・システムダウンが起きない
・取引の記録を消すことができない
・自律分散システム
この4つの特徴が仮想通貨には最適であり、ブロックチェーンで管理しているからこそ通貨として担保されているのです。
今までの多くの分散システムにはシステムの中央となる管理者が存在していました(日本銀行や国家の存在)。ところがブロックチェーンは、全ての参加者が自律して取引履歴をコピーし続けてします。既得権益者に左右されないある意味平等なシステムなのです。
3.ブロックチェーン市場規模の予測
ブロックチェーンはインターネット以来の技術革新と言われています。
2016年に経済産業省は、ブロックチェーン技術が影響を及ぼす可能性のある市場規模を67兆円と発表しました。この規模は建設64兆円を超えるばかりか、不動産業73兆円や医療福祉68兆円に迫る規模です。諸外国では、金融以外のサービスでもブロックチェーンが使われている事例があります。ブロックチェーンは世界中が最も注目している技術のひとつと言っても過言ではないと思います。