「社会課題解決」で未来を変える! 企業の挑戦を可視化する、革新的採用プラットフォーム登場(第2回)
アスタミューゼの「SCOPE」はなぜ地域企業を活性化できるのか?
中小企業には「もったいない」がいっぱいある
── 地方の企業や中小企業に対する意識はどこから生まれたのですか?
──「見るべき中小企業」を紹介していただけますか。
── SCOPEでは注目する中小企業のインタビューも掲載していますね。
── 意外な領域で技術力を発揮している会社もあります。
テクノロジーだけで言えば、画像解析・処理、センサー、ロボットアーム、自動機械制御などいくらでも挙げることができます。しかし大事なのは「それを使って何をしたいんだっけ?」という目的意識であるはずです。inahoには「農家をもっとクリエイティブにする」「一次産業を変革させる」という大義があるように思います。
私たちが注目するベンチャーやスタートアップはテクノロジーがすごいという前提があるにせよ、「自分たちはテクノロジーで○○を解決するんだ!」という強い思いがかならずあります。だから注目されるし、投資家の目にもつくし、資金調達もできるのです。課題解決から発すれば、いろいろなものが回り始めます。
── 地域として潜在力が高いエリアはありますか?
企業や働く人の評価に「社会課題」という軸を打ち立てたい
── 9月に「SBIネオファイナンシャルサービシーズ」との提携を行いました。地域の金融機関がバックアップする体制が整いますね。
── 最近、大学の評価について様々な評価軸が登場しています。それがこれまでのヒエラルキーに大きな変化をもたらしています。SCOPEにはそれと同様のインパクトがあるように感じます。
いままでの人材採用の基準は主に、従来の給与、勤務地、年齢、学歴、転職回数、職種の経験年数などでした。しかしそれだけで向かうべきビジョンに対しての優劣がわかるのでしょうか。私たちは人材を選ぶ際の判断基準に新しい軸を一本作りたいと考えています。SCOPEが提案する新しい評価基準によって人材登用の考え方が変わってくるはずです。
── 参加企業数や登録者数などの数値目標はありますか?
── サイト自体はとても使い勝手がよさそうです。
── SCOPEという名前の由来をお聞きするのを忘れていました。
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