リフォームビジネス、いま現場に導入したい最新ITツール!

作業効率化、利益向上〜リフォームの現場で役立つITサービス〜/リフォーム産業フェア

2019年8月28日
中古住宅をリノベーションして活用する人が増えています。また、増加する空き家問題や地方移住に対する課題解決の一手として、さらには民泊新法の施行や旅館業法の改正により、リフォームやリノベーションが注目されています。リフォームビジネスにおけるIT利用はどうなっているのでしょう。その最新ツールを紹介します。
 ライフスタイルの変化やストック住宅の充足により、新築住宅を買うよりも気に入った中古住宅をリノベーションして活用する人が増えています。また、増加する空き家問題や地方移住に対する課題解決の一手として、さらには2018年の民泊新法の施行や旅館業法の改正により、リフォームやリノベーションが注目されています。 

 そんな中、住宅設備や建材、営業支援サービスの展示会「リフォーム産業フェア2019in東京」が2019年7月30日〜31日の期間、東京ビッグサイトにて開催されました。会期中はリフォームに関する設備やサービスの情報を求め、10,000人を超える業界関係者が来場。299社が出展するブースには多くの人で賑わいました。

 今回の記事では出展ブースの中から、リフォームの現場で役立つITサービスを2つピックアップします。

現場の情報を手のひらに集約

株式会社ダイテックの建設現場向け情報共有アプリ「現場情報共有クラウド」。現場の写真や図面などの書類管理、現場工程表の管理、メンバーとの情報共有に利用できる掲示板やチャットなどの機能を持ち、スマートフォン一台で現場の管理状況のチェックや、各種報告などを完結させることができる

 最初に訪れたのは株式会社ダイテックのブースです。こちらのブースでは、建設現場向け情報共有アプリ「現場情報共有クラウド」を紹介していました。

 「現場情報共有クラウド」は、建設現場で必要な情報をクラウド上に一元化し、スマートフォンからアクセスできるようにしたアプリです。現場の写真や図面などの書類管理、現場工程表の管理、メンバーとの情報共有に利用できる掲示板やチャットなどの機能を持ち、スマートフォン一台で現場の管理状況のチェックや、各種報告などを完結させることができます。

 「現場ごとにダッシュボード画面が用意されており、複数の現場を担当していても一目で状況が把握できるのが特徴です。必要な情報はクラウドで一元管理されているので、スマートフォンから簡単にアクセスすることが可能です。最近は年配の方もスマートフォンを持っていることが多いので、現場への導入も比較的スムーズに行うことができます」(ブース担当者)

 例えば一日の作業終了後に、現場でスマートフォンから報告を上げることができれば、わざわざ事務所に戻る手間が省け、残業を減らすことにつながります。働き方改革にも役立つアプリだと言えそうです。

独自のノウハウで粗利率を徹底管理

株式会社DATAKITのリフォーム統合管理システム「SAKSAK」は、情報を一元化することで業務を見える化できるツール。徹底的に粗利率を管理できることが特徴。粗利低下のポイントを押さえることができれば高い粗利率を実現することが可能

 次に訪れたのは株式会社DATAKITのブースです。こちらのブースではリフォーム統合管理システム「SAKSAK」を紹介していました。

 「SAKSAKは情報を一元化することで業務を見える化できるツールです。インターネットに接続することで、拠点間やスタッフ間での情報共有を簡単にすることができます。また、追客・見積・予算・発注・請求といった各業務のデータを連動させることができるため、SAKSAK一つで円滑に業務を進めることが可能です」(ブース担当者)

 この「SAKSAK」は徹底的に粗利率を管理できることが大きな特徴。

 「当社が持っている独自の粗利管理ノウハウを使い、粗利率を常に把握することができます。このノウハウを元にしたフローに則り、粗利低下のポイントを押さえることができれば高い粗利率を実現することが可能です」(ブース担当者)

 しかし、追加の工事や工期の変更など、現場の状況によってはどうしてもフローから外れざるを得ないことがあります。この場合はどうなるのでしょうか?

 「途中で流れが変わってしまった場合、粗利は低下することがあります。ただし、どのポイントで粗利が低下してしまったのかを認識することがポイントです。粗利が低下すると分かっていて変更するのと、知らないうちに粗利が低下していたのでは、粗利に対する認識が大きく異なります」(ブース担当者)

 スマートフォンやクラウドの普及により、リフォームの現場でもITを活用するシーンが多くなっています。作業の効率化や利益の向上には、これらのツールを上手く取り入れることがますます必要になってくるでしょう。

住宅設備や建材、営業支援サービスの展示会「リフォーム産業フェア2019in東京」(2019年7月30日〜31日、東京ビッグサイト)。会期中はリフォームに関する設備やサービスの情報を求め、10,000人を超える業界関係者が来場した

(レポーター/HANJO HANJO編集部 川口裕樹)

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執筆者: HANJOHANJO編集部 - HANJOHANJO編集者
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