社内プラットフォームツールで、業務改革のスピードアップ!

簡単eラーニング・情報共有ツール、エンゲージメント向上ツール/総務・人事・経理ワールド

2019年7月18日
上から目線の業務改善はうまくいきません。必要なのは社員一人ひとりが業務改善を「自分ごと」にすることです。それをITでサポートするのが、社内向けのプラットフォームツールです。本日の記事では、eラーニングやエンゲージメントを促進するサービスで気になった2社をご紹介します。
 2019年4月より順次施行された働き方改革関連法、IT技術の進歩によるセキュリティ対策、地震や水害などの防災対策、人手不足時代の採用など、企業が対処すべき課題は年々増えています。

 そんな課題解決のための製品やサービスが集結する「総務・人事・経理ワールド」が2019年5月29日〜31日の期間、東京ビッグサイトにて開催されました。

 今回の総務・人事・経理ワールドは、「働き方改革EXPO」「HR EXPO」「福利厚生EXPO」「オフィスサービスEXPO」「オフィス防災EXPO」「オフィスセキュリティEXPO」「省エネ・節電EXPO」の8つの展示会で構成され、800社の企業が出展のために集結しました。

 今回の記事では社員の育成や離職率の低減など、社員の働き方にフォーカスした2社のサービスについてレポートします。

低価格で導入できるeラーニング・プラットフォーム

NTT東日本の『ひかりクラウド スマートスタディ』は低価格で導入できるeラーニングの社内プラットフォーム提供サービス。ドキュメント管理やドリルといった基本機能のほか、オプションでビデオやライブ機能を追加することができ、効率よく社員教育を進めることができる

 まず訪れたのはNTT東日本のブースです。こちらのブースでは、eラーニング・情報配信サービスの『ひかりクラウド スマートスタディ』を紹介していました。

 「スマートスタディは低価格で導入できるeラーニングの社内プラットフォーム提供サービスです。ドキュメント管理やドリルといった基本機能のほか、オプションでビデオやライブ機能を追加することができ、効率よく社員教育を進めることができます」(ブース担当者)

 例えば社員の集合研修をする場合、講師や社員のスケジュール調整が必要だったり、会場を手配したりしなければなりません。『スマートスタディ』を使って、研修をオンライン化すれば、時間や場所を問わず社員全員が研修を受けることができます。

 また、社員のスキルチェックや、認証資格の取得に関する学習などに関しても、社員ごとに学習履歴や進捗情報を管理することができるため、学習の抜け漏れや社員のスキルを簡単に把握することが可能です。

 「eラーニングのコンテンツそのものはお客様ご自身でご用意いただきますが、必要に応じてコンテンツ制作会社の紹介もしています。例えば外国人向けの日本語力向上や、日本での働き方について学習できるコンテンツを利用すれば、外国人スタッフの採用にも役立ちます」(ブース担当者)

エンゲージメント経営で組織を変える

株式会社スタメンの社内制度プラットフォーム『TUNAG』はエンゲージメント診断を元に、経営方針に合わせた社内施策を提案するサービス。いま注目のエンゲージメント経営を効率よくサポートしてくれる

 次に訪れた株式会社スタメンのブースでは、社内制度プラットフォーム『TUNAG』を紹介していました。

 「TUNAGはエンゲージメント診断を元に、経営方針に合わせた社内施策を提案するプラットフォームです。エンゲージメントとは、会社と従業員、あるいは従業員同士の相互信頼のことを指し、エンゲージメントが不足するとモチベーションの低下や離職につながることがあります」(ブース担当者)

 エンゲージメント診断を元に作られた施策は、TUNAGを使って実行されるそうです。TUNAGはSNSのようなインターフェイスを持ち、投稿に対してアクションができるようになっています。例えば互いに褒め合う文化がないというのが課題であれば、『サンクスメッセージ』機能を使って感謝を伝えるといったことが可能です。社内SNSをイメージすると分かりやすいかもしれません。

 「有給取得率が低いという課題に対して、若手社員が休暇などの社内制度を使いづらいという原因があれば、休暇を取った社員が出かけた先などをTUNAGに投稿するようにします。すると、若手社員も自分も休暇を使って良いんだと意識が変わります。実際にTUNAGを使って休暇取得率が100%になった事例もあります」(ブース担当者)

 他にも中小企業において経営理念が社員に伝わっていないという課題に対し、TUNAG上で社長がコラムを掲載するようになったところ、社員の意識が変わったという事例もあるそうです。

 働き方改革や人材不足が叫ばれている今、社員一人ひとりのスキルを高め、モチベーションを下げないことは企業にとっての大きな課題となります。今回紹介したツールを活用することは、この課題を解決する一つの手段として有効だと言えそうです。 

働き方改革関連法、IT技術の進歩によるセキュリティ対策、地震や水害などの防災対策、人手不足時代の採用・・・企業が対処すべき課題解決のための製品やサービスが集結する「総務・人事・経理ワールド」。2019年5月29日〜31日の期間、東京ビッグサイトにて開催された

(レポーター/HANJO HANJO編集部 川口裕樹)

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執筆者: HANJOHANJO編集部 - HANJOHANJO編集者
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