地域金融機関&取引先が全国・世界につながっていく。Big Advanceがさらなる進化!

「金融機関連携プラットフォーム Big Advance」導入開始合同記者発表会

2019年4月10日
「金融サービス革命で地域を幸せに」をコンセプトに、地域金融機関の取引先企業ネットワークとIT企業の技術を融合し、経営に関わる情報をワンストップで提供するクラウドサービス「Big Advance」。横浜信用金庫が昨年4月に導入した「Yokohama Big Advance」から始まり、約1年で全国の9金融機関が参加、共同運営で広域連携へと広がることになりました。
 FinTechとAIの領域で事業展開をしている株式会社ココペリは金融機関プラットフォーム「Big Advance」を全国の地域金融機関へ導入する合同記者発表会を、2019年3月13日に東京・茅場町のCAFE SALVADORで行いました。

 Big Advanceは「金融サービス革命で地域を幸せに」をコンセプトに、地域金融機関の取引先企業ネットワークとIT企業の技術を融合し、経営に関わる情報をワンストップで提供するクラウドサービスのこと。横浜信用金庫が昨年4月に導入した「Yokohama Big Advance」から始まり、約1年で全国へと大きく広がりました。今回の合同記者発表会では1社9金融機関が一堂に介し、企業支援や地方活性化、企業と金融機関の連携について言葉を交わしました。

Big Advanceは「金融サービス革命で地域を幸せに」をコンセプトに、地域金融機関の取引先企業ネットワークとIT企業の技術を融合し、経営に関わる情報をワンストップで提供するクラウドサービスのこと。昨年4月に始まり、今回の9つの金融機関が参加、全国規模に広がった

金融機関連携プラットフォーム「Big Advance」の特長

 まず株式会社ココペリ代表取締役 近藤繁さんより、Big Advanceの概要について説明がありました。Big Advanceは全国300社を超える大手企業とパートナー協定を結び、信用金庫の取引先である中小企業と大手企業のマッチングをサポートするプラットフォームのこと。各種マッチングだけでなく、情報サービスや福利厚生、オープンイノベーションの機能も搭載しており、中小企業の経営をトータルサポートすることを目的としています。

 「Big Advanceには新しい日本を作るというミッションがあります。このミッションのもとに地方銀行や信用金庫、そして中小企業が垣根を越えて集まり、これまでのビジネスの延長線では実現できなかった、地域から本気で日本を作っていく、そして地域から世界に発信していくという想いがあります」と近藤さんは話しました。

 Big Advanceのビジョンについて「フェイス・トゥ・フェイスとテクノロジーの融合」を掲げた近藤さん。「これまで地域の信用金庫が培ってきた中小企業との信頼関係という資産とテクノロジーをうまく融合させることで、より高い価値へと還元することを目指します。具体的にはマーケットインを軸としたデジタルバンクへの転換です。Big Advanceにはさまざまなデータが集まってきますので、AI等を活用して分析や予測を行い、お客様に還元するーーこれもBig Advanceの掲げる大きなテーマの一つです」

Big Advanceの構築を担った株式会社ココペリ代表取締役の近藤繁さん。「これまで地域の信用金庫が培ってきた中小企業との信頼関係という資産とテクノロジーをうまく融合させ、より高い価値へと還元したい」と語った

地域と地域、地域と世界をつなぐ

 プラットフォームを介することで、地域金融機関と地域中小企業の従来の関係が全国的につながっていくのがBig Advanceの大きな特長です。横浜信用金庫の「Yokohama Big Advance」も、2018年の導入当初は神奈川県内でのビジネスマッチングがメインでした。しかし、2019年1月に静岡の静清信用金庫が参画したことにより、神奈川県の企業と静岡県の企業がつながるという成功事例をもたらしました。

 今回新たに7つの金融機関(西武信用金庫、大光銀行、大地みらい信用金庫、千葉信用金庫、長野銀行、碧海信用金庫、三島信用金庫)が参画したことで、より大きな全国ネットワークが期待できます。

 Big Advanceの将来的な計画について近藤さんは「中長期計画としては、まず日本の金融機関プラットフォームとして、もっと全国の地域に広げていきたいです」と期待を語りました。「さらに地域から世界へということも考えています。Big Advanceの中に海外の金融機関がいても良いわけですから。地域と世界が直接つながっていくというプラットフォームに育てていければと思います」と続けました。 

最新IT技術とフェイス・トゥ・フェイスのお付き合い

(上段左から)千葉信用金庫・宮澤英男 理事長、長野銀行・内川博文 常務取締役、大地みらい信用金庫・倉又一成 執行役員、大光銀行・渡部滋 地域産業支援部長、西武信用金庫 常務理事 (下段左から)三島信用組合・永松歳雄 常務理事、碧海信用金庫・中村浩行 理事、静清信用金庫・佐藤徳則 理事長、横浜信用金庫・大前茂 理事長、株式会社ココペリ・近藤繁 代表取締役

 2019年1月にBig Advanceを導入した静清信用金庫理事長の佐藤徳則さんは「昨日(3月12日)時点での会員数は171、すでにYokohama Big Advanceの会員様との商談が発生しており、実際に2件が商取引にまでつながっています。これからも本プラットフォームを積極的に活用して、金庫の特色でもあるコンサルティング業務をさらに発揮していきたいと思っています」と導入後の実例を語りました。

 横浜信用金庫理事長の大前茂さんは「Big Advanceは信用金庫や地方銀行という銀行の形態に関わらず、ともに地域を活性化したいという思いで実現した画期的な取り組みではないかと思っております。Big Advanceの大きな特徴は最新のIT技術だけでなく、地域金融機関が得意としているフェイス・トゥ・フェイスのお付き合いを融合させたことにあります。これにより地域企業の事業価値をさらに向上させ、地域の発展へとつなげていくことを目的としております」と改めてBig Advanceの強みについて話しました。

 最後に大前さんは「それぞれの地域でこのBig Advanceが展開されるというだけでなく、Big Advance同士が広域的にネットワークでつながっていくと、それはビッグなBig Advanceになって、さらに相乗効果が発揮されることになると思っています。今後も利便性の高いサービスや新たな機能を追加していきますので、Big Advanceの進化にご期待ください」と締めくくりました。

 中小企業にとって大手企業とつながることができるマッチングサービスは非常に大きな役割を持っています。このマッチングに最新のIT技術と地域金融機関の持つフェイス・トゥ・フェイス、つまりデータと経験則という強みを活用したBig Advance。今回のような広域導入と会員企業の増加によって、これまでは考えられなかった企業同士がつながる可能性も広がります。今後Big Advanceがどのように進化をしていくのかに注目です。
(レポーター/HANJO HANJO編集部 川口裕樹)

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執筆者: HANJOHANJO編集部 - HANJOHANJO編集者
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