21世紀の金融を革新する! 投資型クラウドファンディングが世界を変える【前編】

「インパクト投資」で日本の眠った1800兆円を発展途上国につなぐ/クラウドクレジット

2018年11月20日
世界中を震撼させた2008年のリーマンショックは、お金について私たちに再考を余儀なくさせる世界史的出来事となりました。果たしてお金とは、金融とは何なのか? その問いに対して徹底的に考え抜き、新たな手法で金融に革新を起こそうというベンチャー企業が日本から生まれました。投資型クラウドファンディングのクラウドクレジット株式会社です。金余りの国・日本から資金を必要とする発展途上国へとお金の流れをつくる「インパクト投資」がいま、国内外で大きな注目を集めています。金融の新しい波とは何か? クラウドクレジット代表取締役の杉山智行さんに前後編の2回で話を聞きます。

(写真右)クラウドクレジット代表取締役の杉山智行さん。「株式市場と銀行融資に加えて、誰もカバーできていない3本目の柱=『投資型のクラウドファンディング』をつくることが私たちの維新なのです」

経営者ならずとも、日々の生活で頭を悩ませる、あるいは一喜一憂させるのが「お金」です。それは身近なものとして扱われることもあれば、経済活動のなかで「金融」という言葉に置き換わることもあります。2000年代にはテクノロジーの進化が「マネー資本主義」という現象も起こしました。そして世界中を震撼させた2008年のリーマンショックは、お金について私たちに再考を余儀なくさせる世界史的出来事となりました。果たしてお金とは、金融とは何なのか? その問いに対して徹底的に考え抜き、新たな手法で金融に革新を起こそうというベンチャー企業が日本から生まれました。投資型クラウドファンディングのクラウドクレジット株式会社です。金余りの国・日本から資金を必要とする発展途上国へとお金の流れをつくる「インパクト投資」がいま、国内外で大きな注目を集めています。金融の新しい波とは何か? クラウドクレジット代表取締役の杉山智行さんに前後編の2回で話を聞きます。前編ではその業態について、後編では杉山さんの現在のビジネスに至るストーリーをお送りします。

21世紀の金融はローカルからグローバルへ

ーークラウドクレジットはテレビのビジネス番組で取り上げられて一躍有名になりました。その時のタイトルは「さらば銀行!?金融維新」でした。ご自身にもその意識はありますか?

成し遂げたいことからすると、まだ1%にも到達できていないと思っています。例えば私の出身である愛媛県のある地銀さん1行でも融資残高は5兆円あり、やはり兆円単位のお金を社会で還流させないと意味がない事業モデルだと思っています。

地域に根ざした銀行は日本に300〜400あります。地方銀行は、日本が明治維新で封建制から資本主義に移行するなかで、社会に経済の血液であるお金をまわしていくために設立されたものです。当時の日本はいまと違い、東京の銀行が他府県の企業にお金を貸すことができませんでした。地元にお金を貸し出すのが地域の金融機関の役割だったわけです。

しかし現代ではどこの銀行もどこの誰にでも貸せる。社会にお金を回す役割は19〜20世紀は地域金融機関だったかもしれませんが、21世紀はグローバル金融機関です。当社はそれを証明する存在になりたい。いまはまだ100億円の預かり高ですが、やがては1兆円へと増やしていき社会にお金を回していく存在になっていきたい。

ーー金融業界をひっくり返そうとしている?

古いものをぶち壊して新しいものをつくるのではなく、新たなものをうちたてるという意味での維新です。

既存の金融やメガバンクは今後もあり続けるでしょう。株式市場と銀行融資という形態は変わりません。しかしいま、それら1本目2本目の柱だけでなく、誰もカバーできていない3本目、つまり「投資型のクラウドファンディング」が必要になっていると思うのです。その3本目の柱をつくることが私たちの維新だと考えています。

――クラウドクレジットの革新性とは何ですか?

当社のコンセプトは「お金の足りない国とお金の余っている国をつなぐ」です。世界中のお金を必要とする国々に日本という金余りの国から資金を還流させるのです。このコンセプトに基づけば、良いことをやっている・持っている企業に、無理なくたどり着くことができます。

投資家の方には、エコノミックには株式、債券といった伝統的資産以外のわゆるオルタナティブ投資の機会をご提供し、ソーシャルには途上国の市中にお金が届く。私たちのクラウドファンディングは世界の市中の方に成長マネーが届くところがみそなんです。

私たちがお預かりするのは長期的に増えていればいいという性格の資金です。その資金をどんどん途上国に供給していく。銀行とは違い、エクイティ資金というリスクをとれる資金で貸付を行います。

イギリスは大きな国ではありませんが、グローバルに様々な人々や組織が事業や金融を行ってきたので、世界のハブの位置を保ってきた歴史があります。今後、アジアではインドや中国が台頭するのは明らかです。しかしイギリスのように世界のハブになれば、日本は発展していってリスペクトされるような国になるはずです。

(写真:ペルーで現地リサーチを行う杉山さん)クラウドクレジットのコンセプトは「お金の足りない国とお金の余っている国をつなぐ」。世界中のお金を必要とする国々に日本という金余りの国から資金を還流させることで、良いことをやっている・持っている企業に、無理なくたどり着くことができる

社会インパクト投資〜発展途上国に資金を届ける〜

ーーさらに詳しくクラウドファンディングについて教えてください。

まず、お客様からお金を預かって運用するという点はこれまでの投資運用会社と変わりません。大手証券会社は金融商品のデパートですが、私たちは自分たちで店を構えて自分たちでつくって自分たちで売っているイメージです。ネットの時代ですから、日本全国の皆様にご購買いただいています。

寄付型のクラウドファンディング・サービスも日本で伸びをみせていますが、私たちはお金を投資すると何かが起こってその利益の一部を受け取るタイプです。例えば映画製作への投資について考えてみましょう。寄付型クラウドファンディングでは映画に一口1万円出すと脚本がもらえるなどありますが、そういう金銭リターンのないものとは異なり、映画が大ヒットしたらその収益の一部をリターンしてもらいます。そのコンセプトが投資型クラウドファンディングです。

ーー「金持ちがより金持ちになるのではないところがみそ」とおっしゃいました。

当社では、今年の6月に「社会インパクト投資宣言」を発表しました。社会インパクト投資とは、貧困層支援や教育問題など社会的課題の解決に取り組む企業や領域に投資し、経済的なリターンと社会的なリターンの両立を実現する投資手法を指します。

投資家が資産を形成するという点では、大手証券会社が販売する株式や投資信託に投資を行うのが王道です。しかし社会という観点で見れば、それらによってお金が届く先は、社会構成ピラミッドの頭の小さい点に限られています。ピラミッドの豆粒みたいなところ、日米欧の上場企業、政府機関や国際機関の間だけで「2京円」という大きなお金が回っているのです。一部の金持ちだけがどんどん豊かになるという話です。

ではピラミッドの下の部分、普通の市中の人々はどうなるのでしょう? これまでは銀行が融資を行って市中にお金がまわっていました。それが19世紀後半から20世紀です。21世紀になると人口爆発で途上国が大きなポテンシャルを持つようになってきました。経済的にも結構成長して来ています。しかし、銀行はその仕組み上、一定以上のリスクをとれないので、アフリカ、アジア、ラテンアメリカで市中にどんどんお金を貸し出すというのは無理なのです。だいたいそういう国や地域では銀行は人口の20パーセント程度にしかリーチできていないといわれています。では残りの8割はどうするんだ?という話になりますよね。

クラウドファンディングや投資ファンドという仕組みは、個人でも法人でも余っているお金で長期的に増えていればいいという性格の資金を元に、途上国に供給していく。銀行は少しでも元金が減ると大変困ってしまいますが、私たちは銀行と違い、エクイティ資金というリスクをとれる資金で貸付を行うことができます。

発展途上国を中心に世界中の個人や中小企業などに資金を届けることで、生活向上や経済発展に貢献する。これからは3本目の柱として投資型クラウドファンディングが必要とされると考えています。

19世紀後半から20世紀は銀行が融資を行って市中にお金がまわっていたが、21世紀になると、人口爆発で途上国が大きなポテンシャルを持ち経済的な成長も達成している。投資型クラウドファンディングは発展途上国を中心に世界中の個人や中小企業などに資金を届けることのできる金融システムだ

日本の眠った1800兆円を投資に回して世界を変える

ーー投資型クラウドファンディングで会社を興そうと考えたきっかけは?

前職でイギリスのロイズ銀行のリテール部門に勤務していました。イギリスは金融の先進国というイメージがありますが、意外に預金は貸付需要に追いついていないんです。それでリーマンショック後お金が足りなくなってしまった。200兆円規模の銀行で30兆円ほどお金が足りなくなったりしていたんです。

しかし逆に日本の銀行をみると、預金がじゃぶじゃぶになっていて、しかも人口減少で貸付先が増えなくて困っていた。日本で1パーセントくらいの預金金利をつければ、5兆円くらいは預金資金が集まるのではないかという話になりました。

しかしロイズ銀行は大きな会社ですので、突き詰めていくと自分のビジョンを追求できるものではない。ならば自分で会社を作った方が早いと思ったのです。日本という金余りの国から、イギリスだけでなく世界中のお金の足りていない国に資金を還流させていく会社をつくろうと。

ーー発展途上国にお金を届ける、その融資先をどのようにして選んでいるのですか?

発展途上の4地域――アジア、アフリカ、ラテンアメリカ、東ヨーロッパーーを中心に見て回ります。そこでどういうセクターが今伸びているのかを調べます。

下水を綺麗な水に変える会社、ジェンダーの平等性を改善しようという会社、農業で児童労働を絶対やらない会社・・・。

アフリカは未電化地域が結構多くて、電気のない地域に電気を配給する領域が急成長しています。セクターが急成長しているということは、急成長している企業があるわけです。そういう企業さんに目をつけます。

ーー欧米では投資型クラウドファンディングは盛んなのですか?

投資型クラウドファンディング自体は活発ですが、途上国に融資を行うものは当社より小さいです。どちらかというと、大企業のお金を預かって運用を行う社会投資ファンドがアフリカで貸し付けを行う方が盛んです。日本とは投資家層が個人、法人と異なることになります。

ーー途上国への支援という点では、70年代にはビートルズのジョージ・ハリソンがバングラデッシュ救済コンサートで寄付を行ったことがありました。しかしそれでは「1日分の貧困しか救えない」という議論がおこりました。

当時のビートルズは1兆円の金は持っていなかったでしょうし、現代のビル・ゲイツにしても数兆円でしょう。ひとりの金持ちが持っている金は数億~数兆円程度です。でも日本の家計が持っている金は1800兆円で桁が3つ違います。

そして、日本の場合でいうと、寄付やお金が減る前提の応援投資と比べて、ファンド・マネージャーが運用リターンに対してコミットをする投資機会には10倍以上のお金が集まる傾向があります。経済的リターンと社会的リターンの両方を求める投資は欧州を中心に広がってきましたが、日本でもこの流れをつくっていければと思っています。

アフリカは未電化地域が多く、電気のない地域に電気を配給する領域が急成長している。そういった途上国に融資を行う。「経済的リターンと社会的リターンの両方を求める投資は欧州を中心に広がってきましたが、日本でもこの流れを作っていきたい」(杉山さん)

SDGsの時代、新たな意識の投資が求められている

ーーリターンとともにリスクについても教えてください。

「投資型クラウドファンディングはハイリスクハイリターンか? ミドルリスクミドルリターンか?」という議論がよく交わされています。それはかなり明らかになってきています。業界内でもセグメントが分かれていっています。

大手の事業者だと2、3パーセント程度のローリスクローリターンの分野を扱っている会社もありますし、4、5パーセントくらいのミドルリスクミドルリターンの分野を主に扱う事業者もいます。

当社の場合は5パーセント超のリターンを中期で目指しています。これは50年、100年単位で見たときの株式の超長期の期待リターンとほぼ同じで、ハイリスクハイリターンのセグメントです。

ーー途上国への支援や世界の持続性という点では、国連のSDGsとベクトルが同じですね。

当社の方針である経済的リターンと社会的リターンを両立させる運用をやっていくなかで、世界で課題があるところの課題解決をしていくというものです。しかし世界で起きている課題というのは誰が探しても大抵は同じところに行き着くので、当社が当たり前のこととしてやっていたことが、「これってSDGsじゃないか」という話になったように思います。

ーーお客様で「途上国・新興国」ということに戸惑う方はいませんか?

当社のお客様の8割はネット証券等で株式、株式信託等の資産運用経験のある方です。ブラジルレアル建ての投資信託や南アフリカランド建ての国債をすでに運用されている場合が多い。新興国アレルギーというのは日本の投資家には少ないと思います。逆にヨーロッパ、アメリカは新興国投資になれていない人が多いですね。

ドイツで資産規模10億円以上の方で外貨建ての資産運用を行っている人は18パーセント、日本のそれは80%というデータをみたことがあります。日本の個人投資家は、実は世界の中でもかなり海外や新興国に投資をすることに慣れている方だと思っています。国内の投資対象が少ないということもあり、そういう傾向が強いんです。日本は投資全体のパイは小さいのですが、投資している個人投資家のアグレッシブさはありますね。

「『お金を投じたら発展途上国を応援できる』ということに共感いただいて、当社で資産運用を始められるお客様が増えています」(杉山さん)

――これから投資を始めようという方にどんなメッセージを伝えますか?

「投資とは不労所得である」と思われている方がいらっしゃるかもしれません。でも「お金を投じたら発展途上国を応援できる」ということに共感いただいて、当社で資産運用を始められるお客様が増えています。

株式や投資信託には日本でも50年、100年の歴史があり、投資家保護の仕組みも整っているため、商品性からも仕組みの頑健性からも、これらをコアとして資産運用を行うのが王道です。そしてその上で、世界中の人々にお金が届くという投資をサテライトでやっていただく。そういう投資スタイルを、当社では推奨しています。

日本の個人金融資産の規模自体が膨大なため、個人投資家の方にサテライト運用枠でみていただいても、当社の営業上も全く問題ないと考えています。

――このところセミナー/勉強会を開いていますね。

私たちの3本目の柱が単なる「高利回り投資」という風に理解されないよう、今年からマネックス証券さんなど独立系の投資信託の会社とコラボレーションで勉強会を開いています。そういう金融教育を充実させていこうと思っています。

ーー金融危機は様々な反省や思いのきっかけとなったのでしょうか。

金融危機はこれまでのいろいろな矛盾を明らかにしました。普通はお金が足りなくて困るのに、日本は金余りの状態でした。真逆の状態にある国々の架け橋になりたいという思いがクラウドクレジットの設立につながったのです。
(後編に続く)

★関連リンク

  • 21世紀の金融を革新する! 投資型クラウドファンディングが世界を変える【後編】

    世界中を震撼させた2008年のリーマンショックは、お金について私たちに再考を余儀なくさせる世界史的出来事となりました。果たしてお金とは、金融とは何なのか? その問いに対して徹底的に考え抜き、新たな手法で金融に革新を起こそうというベンチャー企業が日本から生まれました。投資型クラウドファンディングのクラウドクレジット株式会社です。後編では代表取締役・杉山智行さんの現在のビジネスに至るストーリーをお送りします。

★おすすめ記事

  • 生牡蠣を世界ブランドに変えるコンサルティング!挑戦こそが企業を再生させる

    欧米に比べて保守性が語られることが多いのが日本企業です。しかし、そんな日本の企業文化に、風穴を開けようとするスタートアップのコンサルティング企業があります。それは「挑戦」と「蓄積」を組み合わせた社名を持つ「TRYFUNDS(トライファンズ)」です。いま手がけるのは上場後わずか2年で債務超過に転落していた牡蠣の生産販売会社の立て直しです。そこには一体どんな挑戦があるのでしょうか。

  • 地元が主役の“強烈”なまちおこし、山形・庄内で進化中!【後編】

    もしまちづくりを成功させるもう一つの可能性があるとしたら? その問いに対する答えを出したのが、山形県鶴岡市で民間企業としてまちづくりを行っている「ヤマガタデザイン株式会社」です。9月19日には、山形県庄内地方の魅力を体現する施設がオープン、そこに至る道筋をたどります。キーとなったのは「完全地域主導」のまちづくりでした。

執筆者: 加藤陽之 - HANJO HANJO 編集長
コンピュータ関連の出版社からキャリアを始め、カルチャー雑誌などの編集長を歴任。これまで数多くの著名人をインタビューしてきた経験を活かし、HANJO HANJOでは中小企業経営者の深く掘り下げた話を引き出し続ける取材の日々。

インタビュー新着記事

  • ローカルビジネスの活性化で日本を元気にする! 個店のマーケティングをまとめて解決するITの力

    「ローカルビジネス」という言葉をご存知でしょうか? 飲食店をはじめ地域で店舗ビジネスを行っている業態の総称です。これまで総体として考えてこなかった、ある意味では遅れていた領域だったかもしれません。そんななか、日本の経済を活性化させるためにはローカルビジネスが鍵を握る、という思いをもって起業したベンチャーがあります。いま話題のEATech(イーテック)で、誰でもがすぐに個店のマーケティングを行える仕組みを提供する株式会社CS-Cです。

    2018年12月7日

    インタビュー

  • 「自動車整備工場」の二代目女性社長という生き方

    町工場を思い描く時、脳裏に浮かぶ代表的な業種のひとつが自動車整備工場です。どこの地域にもあり、油まみれで働く工員の姿が“勤勉な日本の労働者”をイメージさせるのでしょう。そんな日本の高度経済成長を支えた会社を事業承継し、新たな時代に向けて活力を与えようとする女性社長がいます。横浜の町の一角で昭和39年に創業した「雨宮自動車工業株式会社」代表取締役の小宮里子さんです。

    2018年11月26日

    インタビュー

  • 21世紀の金融を革新する! 投資型クラウドファンディングが世界を変える【後編】

    世界中を震撼させた2008年のリーマンショックは、お金について私たちに再考を余儀なくさせる世界史的出来事となりました。果たしてお金とは、金融とは何なのか? その問いに対して徹底的に考え抜き、新たな手法で金融に革新を起こそうというベンチャー企業が日本から生まれました。投資型クラウドファンディングのクラウドクレジット株式会社です。後編では代表取締役・杉山智行さんの現在のビジネスに至るストーリーをお送りします。

    2018年11月22日

    インタビュー

  • 移住者への事業承継を積極推進! 七尾市の地域創生はここが違う

    地方の中小企業において最重要といってもいいのが「事業承継」です。後継者不足が「黒字なのに廃業を選ぶ」という事態を招いています。中小企業がなくなることはそのまま地域の衰退につながるため、それを食い止めなければ地方創生も危うくなります。その課題に官民ネットワークという手法で解決しようというプロジェクトが石川県七尾市で始まりました。「家業を継ぐ」という家族経営的な風土を排し、首都圏の移住者からも後継者を募るという試みです。

    2018年10月26日

    インタビュー

  • 社長業は突然に。経営破綻をV時回復させた「ひとり親方」の覚悟

    いま、東京近郊では2020年に向けた鉄道関連の工事が盛んに行われています。電車の中から窓越しに見える風景で印象的なのは、狭い場所ながら太い鉄の杭を打ち込むダイナミックな重機の姿です。そんな特殊な条件をものともせず、日本の建設・土木業の優秀さを示す仕事を50年にわたって続けてきたのが、横浜にある「恵比寿機工株式会社」です。しかし、創業者の晩年に会社が経営不振に陥り、倒産寸前まできてしまいました。その窮状を救ったのは職人たちのリーダーであるひとりの職長でした。

    2018年10月15日

    インタビュー

  • 「水素水」をもっと日本の企業、事業所へ!〜 ウォーターライフケアという新発想

    昨年、東京都健康長寿医療センター研究所がガイドライン「健康長寿のための12か条」を発表しました。そのエビエンスブックでとりあげられたもののひとつが「水素水」です。病気の予防領域において水素の有効性が認められつつあることで、今、その存在に改めて光が当たっています。今回、紹介するのは、水素を安く簡単に提供する装置、水素水サーバーを開発・販売する「株式会社 ドクターズ・マン」です。

    2018年10月9日

    インタビュー

  • 「横浜のストーリー」を練りこんだ「あられ」「柿の種」は、なぜこんなに美味しく感じられるのか?

    ナポリタン味のあられ「横浜ナポリタン」やビールにピッタリの柿ピーの「横濱ビア柿」をご存知でしょうか。これらユニークな商品を製造・販売しているのが、横浜で創業89年になる「株式会社美濃屋あられ製造本舗」です。ビール、ナポリタン、BARなど横浜が発祥とされるものをモチーフにした、どこにもない横浜オリジナルの米菓子は、どのような背景から生まれたのでしょうか。

    2018年10月1日

    インタビュー

  • 地元が主役の“強烈”なまちおこし、山形・庄内で進化中!【後編】

    もしまちづくりを成功させるもう一つの可能性があるとしたら? その問いに対する答えを出したのが、山形県鶴岡市で民間企業としてまちづくりを行っている「ヤマガタデザイン株式会社」です。9月19日には、山形県庄内地方の魅力を体現する施設がオープン、そこに至る道筋をたどります。キーとなったのは「完全地域主導」のまちづくりでした。

    2018年9月18日

    インタビュー