デザインとアプリでブランディングを強化する!

商品の良さだけでは売れない時代の戦略とは?/販促・マーケティング総合展

2018年7月19日
多数の来場者で賑わった『販促・マーケティング総合展』。579社の展示ブースから、特に気にになった2社をピックアップして紹介します。

『販促・マーケティング総合展』には579社が出展、来場者は38420人と盛況だった

 販促・マーケティングに関わる商材を比較検討しながら揃えることができる総合展示会『販促・マーケティング総合展』が2018年7月4日〜6日の期間、東京ビッグサイトで開催されました。
 販促EXPO、店舗販促EXPO、営業支援EXPO、広告宣伝EXPO、Web販促EXPOの5つの専門展で構成された『販促・マーケティング総合展』では、販促に関わるチラシやDMの印刷サービス紹介や、ノベルティや什器、POP、デジタルサイネージなどの見本が数多く展示され、3日間で訪れた来場者は38420人と大盛況。
 今回の記事では、多数の来場者で賑わった『販促・マーケティング総合展』の579社の展示ブースから、特に気にになった2社をピックアップして紹介します。

中小企業のブランド戦略、カギを握るのはデザイン力

中小企業のブランド戦略のカギとして「デザイン」の活用を提案する(株)アイディーエイのブース

 『中小企業ブランド戦略室』のロゴに惹かれて訪れたのが株式会社アイディーエイのブース。アイディーエイでは中小企業のブランド戦略のカギとして「デザイン」の活用を提案しています。
 まず事例として紹介してくれたのが、岡山県のぶどう園で作られている1粒500円(!)もする高級ぶどうの販売戦略。通常の約3倍もの大きさになるこのぶどうは、栽培が難しいためなかなか市場に出回らないのだとか。当然中途半端な販売戦略では通用しません。そこでぶどう生産者の方がアイディーエイに相談。パッケージや販促ポスターのデザイン、販売戦略策定、さらには販路開拓の提案書作成からプレゼンテーションまで、ぶどうの栽培に関わる部分以外をアイディーエイが担当。その結果、関東の百貨店での販売が決定し、無事に完売することができたそうです。
 同社ではぶどう園以外にも日本茶、味噌の生産者、菓子の製造・販売印刷、外食、医薬品など多岐にわたる中小企業のブランド戦略、特にデザインの重要性を前面に出して関わっており、高い成果を上げています。

「『デザインの力』を使って企業の持っている個性を引き出してブランディングし、売れる仕組みを作るお手伝いをしています」(アイディーエイの担当者)

 ブースの担当者に話を聞いたところ「質の良いものを扱っている中小企業はたくさんあります。しかし売り方やブランドの育て方の部分で問題を抱えており、思うような業績を上げられない企業が多いことも事実です。アイディーエイでは『デザインの力』を使って企業の持っている個性、つまり『その企業らしさ』を引き出してブランディングし、売れる仕組みを作るお手伝いをしています」とのことでした。
 近年、いたるところでデザインの重要性が注目を集めています。デザインひとつで顧客への訴求力向上や競合との差別化を図ることができるのですから、デザインの力をブランド戦略に活用しない手はないと言うことでしょう。

公式サイト・公式SNSの次は、“公式アプリ”

スマートフォン専門のアプリ制作を行う(株)アプリクッキング。アップデートやサーバーの保守、リリース後の運用サポートまで一気通貫で対応している

 次に足が止まったのは株式会社アプリクッキングのブースです。アプリクッキングはスマートフォン専門のアプリ制作会社で、実に600以上のアプリ制作実績があります。さらにアプリのアップデートやサーバーの保守、リリース後の運用サポートまで一気通貫で対応しています。
 特に強調したいポイントがアプリの管理画面。iOS、Androidの両OSに対応しているのはもちろんのこと、一括管理や自分でアプリの内容を編集することも可能であり、手間をかけずに常に最新の状態にすることができるため、「アプリを作っただけでおしまい」ということも防げます。
 ネット社会のいま、多くの企業が自社の公式サイトを持つのは当たり前、SNSの公式アカウントで情報発信をする企業が増えています。また顧客の情報に対する考え方は受動から能動へと大きく変化しているため、各企業にはこの変化についていくことが課題として求められています。

アプリクッキングで特筆すべきポイントはアプリの管理画面。手間をかけずに常に最新の状態にすることができる

 その課題の解決策の一つとなるのが自社の公式アプリを作ることではないでしょうか。公式アプリの導入により「マルチチャネル戦略」から「オムニチャネル戦略」へと戦略を変えることができれば、顧客エンゲージメントを向上させることも可能です。またアプリの「プッシュ通知機能」は従来のメルマガ等に比べると開封率が大幅に高いため、顧客の行動を促すのに大いに役立ちます。
 ブースの担当者によると「ベーシックなアプリの制作から、オプション機能を追加まで予算に合わせて制作することが可能です」とのことでした。企業の公式サイト、公式SNSの次は“公式アプリ”が当たり前になるのは、そう遠くないことかもしれません。

販促・マーケティングに関わる商材を比較検討しながら揃えることができる総合展示会『販促・マーケティング総合展』

 今回は多数ある企業の中から特に気になった2社を紹介しましたが、ほかにも魅力的な製品・サービスが多数紹介されていました。ポップやノベルティといったリアルな販促グッズから、デジタルを使った最新技術まで幅広く揃う『販促・マーケティング総合展』。今後の販促はどのように進化していくのか要注目です。
(レポーター/HANJO HANJO編集部 川口裕樹)
  • 成功するダイレクトマーケティングは「デジタル」と「紙」の併用!

    デジタルだけが時代のすべてではありません。古いと思われている紙メディアが今、見直されています。紙とデジタルを組み合わせたPRや広報が効果を上げています。メディアの枠にとらわれない柔軟なダイレクトマーケティングについて、「CCCマーケティング」の成功事例からひもときます。

執筆者: HANJOHANJO編集部 - HANJOHANJO編集者
日本の中小企業の皆さんにとってビジネスのヒントになる「ヒトモノコトカネ」を探し出し、日々オリジナルな視点で記事を取材、編集してお届けします。中小企業の魅力をあますところなく伝えます。

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