中小企業の経営課題をクラウドで解決!「Yokohama Big Advance」に迫る

HANJO HANJO密着リポート/横浜信用金庫YBA発表会

2018年5月23日
横浜信用金庫によるワンストップで中小企業の経営課題を解決するクラウドサービス「Yokohama Big Advance」(YBA)。その発表会が4月19日に行われました。フィンテック、マッチング、従業員向け福利厚生サービスなどが揃った画期的なサービスに注目が集まっています。HANJO HANJO編集部も早速、横浜の会場に向かいました。

横浜信用金庫が4月から始めたウェブサービス「Yokohama Big Advance」(YBA)は、取引先企業と全国の大手パートナー企業をITでマッチングさせる新たなプラットフォーム。全国の金融機関との連携も視野に入れた、信用金庫としては日本初の総合支援サービスです

 横浜信用金庫、おそるべし。信用金庫といえば、地元密着のヒューマンなサービスとイメージしがちですが、横浜信用金庫がこの4月に始めたウェブのプラットフォームサービス「Yokohama Big Advance」(YBA)には、フィンテックもあり、マッチングもあり、従業員向け福利厚生サービスなどがずらり。色々なサービスを別々に契約して面倒を感じている経営者の皆さんにとっても、銀行といえばお金のやりとりだけだと思っている方々にとっても興味をそそられる、「これが信用金庫?」と思わせるサービスが始まったのです。以前、本店を訪れ取材したときにちらっと話を聞いて、新サービスに期待をふくらませていた私は、自分の目と耳で確かめねばと会場を訪れてみました。発表会場は横浜信用金庫の北新横浜事務センター。再開発が進むエリアでの新企画の発表会、会場に入っても新鮮な雰囲気が伝わってきます。

笑顔でお客様を出迎える横浜信用金庫の皆さん。サービスを発表する側にとってもYBAへの期待が高いことがわかります

「Yokohama Big Advance」って何なの?

 まずは簡単にYBAをご説明しておきましょう。YBAは、横浜信用金庫の取引先企業と全国の300社を超える大手パートナー企業をITでマッチングさせる新たなプラットフォーム。全国の金融機関との連携も視野に入れた、信用金庫としては日本初の総合支援サービスです。販路拡大・人材確保・業務効率化・事業承継等のさまざまな経営課題にワンストップで応えるとともに、オープンイノベーションにより横浜から新たな技術や未来の新事業創出の実現を支援してくれます。従業員向けの福利厚生や特別ローンの提供もサービスメニューに含まれ、地元企業をトータルでサポート。「真に価値あるサービスを地域に提供し、地域活性化のために全力を尽くします」と横浜信用金庫理事長の大前茂さんは話してくれました。

横浜信用金庫「Yokohama Big Advance」

 驚くのが、コストパフォーマンスの高さです。支払いは月額3,240円(税込)。能書きだけのみせかけでは決してない、思わず「おおっ!」と声をあげてしまうサービスの多様さには、中小企業が求めるビジネスの即効性、社員の満足感を満たす要素が凝縮されています。YBAは、経営にとってベーシックなビジネスや人材のマッチングや情報まわりだけでなく、従業員・社員の福利厚生のためのサービスも整っています。旅行や外食の割引なども充実しているので、日常使いができそうです。この価格設定の横浜信用金庫のこだわりにも驚かされました。身近に感じられる価格にして、頻繁にサイトに訪れてもらったほうがうれしいーーきっとそう考えたのでしょう。「良心」という言葉をしみじみとかみしめました。そしてワンストップサービスであるということ。時代は一箇所ですべてを解決する方向に進んでいます。
 これからの時代、お金を貸し出すだけの機能では銀行はいらないと考えている経営者はたくさんいるはずです。IT系もどしどし金融業に参入しています。投資家も日々メディアを賑わせています。そんななか、銀行もその姿を変えていかなければならないはず。その先頭を切ったのが横浜信用金庫だといえるでしょう。

ドッキリカメラ映像に会場が大盛り上がり!

横浜信用金庫「信金マンに親近感はあるのか!?」

 発表会場に話を戻しましょう。お堅い銀行のお決まりの儀式的なものかと思いきや、色々な演出が用意されていてびっくり! 特にユニークだったのが、社風を知ってもらうためのムービー「信金マンに親近感はあるのか!?」が流されたことです。ドッキリカメラで神奈川県内を営業する社員の本音を引っ張り出すという趣向です。中華街で突然、外国人にフランス語で話しかけられたら? 躊躇しながらもなんとか応対する社員の奮闘(?)に、横浜信用金庫社員の誠実さがにじみ出ていました。そのほかにもつきあいをやめたいという突然の取引先からの要求に冷や汗をかいたり・・・。スマートな応対というわけではありませんが、相手の気持ちに寄り添おうという気持ち、あきらめない忍耐力、そして誠実さが感じられる「横浜信用金庫・番外編」に来場者も大喜びでした。
 ディスカッションのパートでは横浜信用金庫の取引先である(株)ガリバーの中島真一さんや雨宮自動車工業(株)小宮里子さんを交えて、涙あり笑いあり(?)の会社物語が披露されました。同じ県内企業仲間として食い入るように話を聞いていた来場者の表情が印象的でした。

ガリバーの中島真一さん、雨宮自動車工業の小宮里子さん、そして横浜信用金庫の川本克巳さんの3名でのディスカッションの模様。パネルに書かれたのは「神奈川そして日本を活性化させるためには何が必要なのか?」という問いかけへの答え

 YBAは横浜信用金庫だけでなく、今後、全国の金融機関と連携していくことが決まっています。すでにいくつかの金融機関から提携の打診はきていて、大きな流れとなることが期待されています。「日本をひとつにつなぐ。これを果たすことが今回のプロジェクトを立ち上げた我々の使命だと感じています」(大前理事長)。この開かれた態度はきっと、難局にある日本の中小企業や地域社会に勇気をもたらすはずです。掛け声だけでなくいかに具体的な方法で解決するかが求められている今、銀行が提示しうるひとつのベクトルなのではないでしょうか。
 最新の情報と気の利いたプラスアルファ、ITの先端も利用できる、そして手頃な価格。これらの要素を揃えたサービスを提供する銀行はあまりありません。発表会後の懇親会で、銀行、取引先ともに笑顔で出発を祝う姿を見た後、いつのまにか私自身がポジティブになっていることに気づきました。
(リポーター/HANJO HANJO編集長 加藤陽之)
執筆者: 加藤陽之 - HANJO HANJO 編集長
コンピュータ関連の出版社からキャリアを始め、カルチャー雑誌などの編集長を歴任。これまで数多くの著名人をインタビューしてきた経験を活かし、HANJO HANJOでは中小企業経営者の深く掘り下げた話を引き出し続ける取材の日々。

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