社歌による組織づくりをライブで体感!「ベンチャーソングフェス」レポート 画像 社歌による組織づくりをライブで体感!「ベンチャーソングフェス」レポート

イベント

 さる3月17日、東京都渋谷のライブハウス・恵比寿リキッドルームにて社歌のイベントが開催された。その名も「ベンチャーソングフェス Vol.1」。音楽による組織づくりを提案するミューロンが主催し、次世代型社歌「ベンチャーソング」の可能性を体感してもらうというもの。多くの中小企業やベンチャー関係者が参加し、アツい夜となった当日の様子をレポートする。

■会社と社員の思いがリンク。社歌を制作した事例紹介からスタート

 最初のプログラムは「音楽を活かした組織の作り方」。組織の活性化を目的とした次世代型社歌「ベンチャーソング」を制作・導入したえふなな社が登壇し、取り組みとその効果を紹介した。

 同社の新田社長はそれまで「社員はえふななで仕事をすることに意義を見出せているのか?」という思いがあった。そこでミューロンの提案により、社員がベンチャーソングを作るワークショップを実施。会社のビジョンを見据えながら、社員それぞれの個性や考えを織り交ぜ歌詞を紡いでいった。曲はミューロン根木氏が提供し「えふななとみんなの未来」という歌が完成。結果として、社員のエンゲージメント(会社や仕事への積極度)が高まったという。

 社員からは「自分がやりたいことと、会社で実現したいことが結びついた」という声も。新田社長は「一つのものをみんなでつくる機会ができてコミュニケーションがうまれた」と語った。注目したいのは、一つのものをみんなでつくる、という点。音楽づくりには理屈ではない楽しさがある。制度や福利厚生では社員をつなぎとめられない時代において、音楽の可能性を示唆する好例だった。

■組織のリアルが浮き彫りに。観客参加型の即興社歌ラップ

 イベントはフェスと謳っている通り、実にさまざまなプログラムが観客を楽しませた。その中でも特に白熱したのが、ラッパー・晋平太氏による即興社歌ラップづくり。観客からその場で出される組織で働く喜びや悩みの声を、即興でラップにするという試みだ。

 観客にはベンチャー経営者や大企業の社員など多様な人がおり、雇う側・働く側両方の本音がぶつかりあった。働き方改革が叫ばれる昨今、働くことへの思いもまた十人十色。ときに対立しながらも、コミュニケーションを諦めないことで生まれるつながりもある。「認められて感じるやりがい 社内政治やめろよ先輩」「みんな求める実力主義? それより多様性認めるべき?」完成したラップから、組織のリアルが浮き彫りになったプログラムだった。

■続く第四次社歌ブーム。その最前線を語るトークセッションも

 トークセッションには社歌研究家の弓狩匡純氏と、HANJO HANJO加藤編集長も登壇。社歌のなりたちや、第四次ブームといわれる社歌の可能性について語った。

 弓狩氏は「歌には人をつなげる力がある。社歌の以前には、農作業のときに声を揃えて歌う歌もあった。社員を一つのトライブ(種族)ととらえると、その効果が今後さらに見直されるのでは」と、研究家ならではの視点でコメント。加藤編集長も「HANJO HANJOでは社歌コンテストを開催しており、第二回となる去年は前回を超える応募があった。社歌にはPRソングなどいろいろな活用法があり、注目が高まっていることがうかがえた」と社歌ブームの最前線を伝えた。


《HANJO HANJO編集部》

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