釜石市市庁舎建て替え/人口減を勘案した職員数に見合う規模に 画像 釜石市市庁舎建て替え/人口減を勘案した職員数に見合う規模に

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 岩手県釜石市は老朽、狭あい化が著しい市役所庁舎(只越町)の建て替え計画で、18年度当初予算に発注支援業務の委託費を計上した。現庁舎北側の旧釜石小学校跡地(天神町)に新庁舎を建設し、7カ所に分散している庁舎機能を集約する。委託先の選定方法はプロポーザル方式を基本に検討しており、18年度の早い時期に選定手続きを進めたい意向だ。今夏ごろには新庁舎の基本設計を委託する。当初予算には関連事業費として1億41百万円を計上した。
 市では1954年に最初の庁舎を建設して以降、増築を繰り返し、現在は水道事業所(新町)と下水道課(大平町)を含めて9カ所に庁舎機能が分散。市政運営の妨げや市民サービスの低下を招いており、抜本的な対策として新庁舎の建設を検討している。
 90年には鈴子町地区を適地に選定し、94年に用地を取得したが、財政難のため計画を休止。その後、懇話会から天神町地区がふさわしいと答申を受け、東日本大震災発生後は、震災復興事業として市庁舎の建設を位置付け、学識者らでつくる東部地区公共・公益施設整備調査委員会から旧釜石小学校跡地(面積約1万2600平方メートル)への新築が望ましいとの提言を受けていた。
 昨年8月には市民代表らでつくる新市庁舎建設検討委員会(委員長=山崎長也釜石商工会議所会頭)からも旧釜石小跡地に総合庁舎を建設するべきだとの提言を受け、着工に向けた準備を進めている。
 提言では第1~第5庁舎に加え、保健福祉センター(大渡町)と教育委員会(鈴子町)を集約した総合庁舎にすることや、規模は将来の人口減を勘案した職員数に見合うものにすべきだとした。
 市では新庁舎の規模は延べ7500平方メートル程度、事業費を約50億円を基本に検討する考え。
 現在、事業手法は従来方式を基本に検討している。発注支援業務を委託後、新庁舎の基本設計や造成工事の基本計画、オフィス環境整備業務などを発注する。測量・地質調査については新年度早期に委託する見通し。
 市では、19年度に実施設計をまとめ、同年度内の着工を目指しているが、同跡地には仮設住宅があり、入居者の住宅再建の状況によっては工程が遅れる可能性もある。コンサルタントはNTTファシリティーズが担当している。

岩手県釜石市/市庁舎建替/18年度に発注支援業務発注

《日刊建設工業新聞》

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