国交省が「AIセンター」構想を提唱、インフラ点検の効率化へ/インキュベーション機能として 画像 国交省が「AIセンター」構想を提唱、インフラ点検の効率化へ/インキュベーション機能として

IT業務効率

 国土交通省は、インフラ点検の効率化を目指した「人工知能(AI)センター」構想を打ち出した。13年度から経済産業省と連携し進めてきた「次世代インフラ用ロボット」の開発・導入に向けた取り組みをさらに推進。インフラ点検に取り組む国・自治体と民間レベルの活動を融合させながら、センターをAI活用の取り組みを育てる「インキュベーション機能」と位置づける。
 国交省がこれまで進めてきた「次世代インフラロボット」の開発・導入で目指してきたのは「人の作業」の支援。AI活用ではこれを一歩進め「人の判断」を支援する。
 こうした観点で国交省は18年度から、AIの開発促進に向けた環境整備に乗りだす。具体的には、インフラ管理者・土木技術者の正しい判断を蓄積した「教師データ」の提供や、性能認証システムの構築など民間のAI開発を促進し、利活用できるようにする。
 AI活用に向けた先進国の事例を参考にしようと、先端建設技術センター(佐藤直良理事長)を事務局に産官メンバーで組織した調査団(団長=新田恭士国交省総合政策局公共事業企画調整課企画専門官)を1月15日から10日間にわたり派遣。AIを活用した事業活動に取り組む8企業を訪問し、ヒアリングを行った。
 19日、東京都内で報告会が行われ、新田企画専門官は、AI導入へ先進的に取り組む米国に後れを取ることなく進める方策として、センター構想の必要性を訴えた。国や自治体などの点検データを一元管理しながら、AIを活用した教師データを整備し、損傷レベルの判定結果を提供して実運用に反映させるなど、今後本格化するインフラ点検へのAI活用を官民連携で後押しする機能とする。

国交省/「AIセンター」構想を提唱/インフラ点検の効率化へ、18年度から環境整備

《日刊建設工業新聞》

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