関電工、IoTやAI利用の空調監視診断サービス確立へ。設備業界初 画像 関電工、IoTやAI利用の空調監視診断サービス確立へ。設備業界初

IT業務効率

 関電工は、IoT(モノのインターネット)や人工知能(AI)のディープラーニング(深層学習)を用いた空調設備診断監視サービスと、BLE(ブルートゥース・ロウ・エナジー)通信で施工現場の照度測定記録を簡素化する技術を18年度に実用化する。IoTとAIを使った空調監視・診断サービスは、設備業界で初の試みという。無電柱化工事を効率化する小型地中配電管路掘削機の試作機も完成。最新技術を設備工事に積極活用して生産性の向上や業務負担の軽減、コストダウンにつなげる。
 新技術・機械は、19日に都内で開いた技術開発・改善事例報告会で初めて紹介した。開発中の「IoTを活用した設備監視サービス確立に向けた故障診断解析技術」は、顧客のオフィスビルや工場、データセンターなどを対象に、空調・電気設備の電力利用や温湿度、振動など詳しい稼働データを収集する。
 それらのデータをインターネットのクラウド上に蓄積し、ディープラーニングで設備の状態変化を分析するとともに、メーカーに委託して設備の故障・劣化を診断。それらの結果を踏まえ、顧客に設備の保守や更新、省エネルギー化を提案する。
 同社の担当者によると、IoTとAIで空調設備の状況変化を詳しく割り出すサービスを実用化するのは、設備業界で初めてという。空調以外の多様な設備への応用展開も模索している。
 「現場作業の省力化に寄与する照度測定記録システム」は、消費電力が少ない無線通信プロトコルBLEを活用し、照度測定値をタブレット端末に自動送信。CADの図面上に測定値を直接入力する機能を持たせ、現場作業の効率化に貢献する。
 18年度に施工現場での実用化を目指す。絶縁抵抗測定や電圧・電流測定などにも測定対象を順次、広げる予定だ。
 「効率的な無電柱化工事を実現する簡易管路掘削機」は、人力で運搬できるよう機体重量を30キロに低減。店舗や住宅の出入り口付近など狭小地の管路掘削を容易にするため、取り回しを簡素化した。
 今後、現場で試作機を運用し、早期の実用化を目指すとしている。

関電工/IoT・AI利用の空調監視診断サービス確立へ/設備業界初、18年度実用化

《日刊建設工業新聞》

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