ボッシュ、スマートシティでもやはりメインはモビリティ/CES 2018 画像 ボッシュ、スマートシティでもやはりメインはモビリティ/CES 2018

IT業務効率

1月8日(太平洋時間)、米国ラスベガスでは世界最大の家庭用電化製品の展示会「CES 2018」の開幕を翌日に控え、マンダレイ・ベイ・ホテルではメディア向けのカンファレンスが行われた。

朝一番手に発表を行ったのは、ドイツの大手自動車サプライヤー&家電メーカーのボッシュ。近未来の都市像を描く「スマートシティ」についての発表が行われ、その中身として具体的に「エア・クオリティ」「アーバン・モビリティ」「エネルギー」「セーフティ&セキュリティ」の4つの分野への取り組みが紹介された。

4つの分野からスマートシティの紹介が行われたものの、その中でも一番時間が多く割かれ、様々な具体的な例が提示されたのが「アーバン・モビリティ」。大きな時間の浪費とストレス、そして大気汚染の原因となっている交通事情への対応策として、オートバレーパーキング(クルマが無人で駐車場所を探して駐車する)技術や自動運転、そして交通状況によって四輪と二輪を使い分けるような移動の形が紹介された。また、ボッシュでは自動運転技術を開発する技術者数が3000人と発表するなど、具体的な数字が提示されたのにも、ボッシュがこれらの最新技術に力を入れていることが伺える。しかしこれまでに発表されていた内容から大きく進化した点は見られなかった。

そんな中、ボッシュが新たに発表したのが「Telematics Ecall Plug」という、クルマの運転を評価し、スマートフォンに伝えるシステム。会場では具体的な利用シーンを想定した動画が流され、父親が寝ている間に娘がクルマを利用してパーティーへ。車内のシガーソケットに差し込まれたプラグが、急ブレーキなどの危険な運転がないかを判定し、自宅にいる父親のスマートフォンにどれぐらい安全運転をしているかを点数式で伝えるというもの。革新的な技術というわけではないが、様々な家電がスマートフォンとつながる「スマートホーム」の延長線上のアプローチだと言えるだろう。

欧州では家電メーカーとしても存在感を発揮し、スマートホーム用の製品も数多く開発するボッシュ。しかし高い技術力を持つ自動車サプライヤーとしての立ち位置は衰えていないようだ。

ボッシュ、スマートシティでもやはりメインはモビリティ…CES 2018

《関 航介》

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