鶏ムネ肉、2割高で推移/高い健康性、スーパーの販売好調! 画像 鶏ムネ肉、2割高で推移/高い健康性、スーパーの販売好調!

制度・ビジネスチャンス

 国産鶏ムネ肉相場が前年より2割近く高い水準で推移している。異例の高値だった2015年に並んだ。蒸し鶏の「サラダチキン」向けなど、業務需要が堅調なことに加え、スーパーが家庭向け鍋物商材でモモ肉からムネ肉に切り替える動きが出ている。流通業者は「他の肉類より値頃で健康性を訴求できる商材として引き合いが強い。年明け以降も強もちあいの展開」と見込む。

 農水省が公表する東京地区のムネ価格(19日現在)は1キロ322円で、前年比17・5%高だった。2月以降、前年の相場の1、2割高で展開している。年末にいたって、14年に消費期限切れの中国産鶏肉が流通した問題の余波で、国産鶏肉の引き合いが著しく強まった15年同期と、ほぼ同水準となった。

 今年の相場高は、スーパーでの好調な販売が主な要因だ。気温が下がる時期は通常、鍋物やホームパーティー用商材としてモモ肉を中心に売り場づくりを進める。だが、今年は鶏だんごや味付けして衣を付けた揚げ物用のムネ肉などを特売する動きが広がっている。関東を拠点とするスーパーでは、鶏肉売り場の6割をムネ肉が占めるまで拡大しており、「低価格で健康に良いイメージが広がってきた」と話す。

 日本食鳥協会は、「疲労回復や抗酸化作用など機能性が認知され、消費拡大につながっている」と分析する。

 ムネ肉を蒸して真空パックにした「サラダチキン」など、加工向け需要も鈍る気配がない。都内の食肉加工メーカーは、「コンビニの他、スーパーからの引き合いも安定している」と話す。  農畜産物振興機構は、輸入を含む12月の出回り量を19万4200トンと推定。国内生産量は15万1200トンで前年同月比3・2%増と予測し、好調な相場展開を受けて産地が増産に動いている。

鶏肉 ムネ 2割高で推移 高い健康性 スーパーの販売好調

《日本農業新聞》

編集部おすすめの記事

特集

制度・ビジネスチャンス アクセスランキング

  1. ~あたらしい訪問型ビジネス:1~老人ホームが薬局の“顧客”になる日

    ~あたらしい訪問型ビジネス:1~老人ホームが薬局の“顧客”になる日

  2. 築地市場跡地再開発/街づくりの視点骨子案、民間のアイデアも参考に

    築地市場跡地再開発/街づくりの視点骨子案、民間のアイデアも参考に

  3. 日産、カーシェアリングビジネスを強化/2018年度末までに500拠点に拡大

    日産、カーシェアリングビジネスを強化/2018年度末までに500拠点に拡大

  4. 道路舗装大手7社の16年4~9月期決算。増収2社、営業増益2社

  5. 空調大手4社/17年4~9月期決算/全社が増収営業増益、ビル空調受注が減少傾向

  6. 東京23区内の大規模建築計画、過去5年で最低水準/五輪前の着工ラッシュが終了

  7. 主要ゼネコン26社/17年3月期決算/最高益更新相次ぐ、全社が増収見込む

  8. 新大阪駅地下に山陽、九州新幹線ホーム新設検討/容量不足に備える

  9. 鶴岡市と三川町の新ごみ焼却施設、DBO方式に

  10. 全農の契約栽培ミニトマト「アンジェレ」拡大/機内食や飲食店へ

アクセスランキングをもっと見る

page top