Xマスケーキ需要に変化、メロンやチョコが人気 画像 Xマスケーキ需要に変化、メロンやチョコが人気

制度・ビジネスチャンス

 イチゴケーキが定番だったクリスマス商戦に、じわり変化が出てきている。メロンなど他の果実や、チョコレートで飾った商品が増え、売り上げも伸びている。好みの多様化に加え、クリスマスパーティーを複数回楽しむ消費者が増えており、洋菓子店は品ぞろえの充実に力を入れる。一方、ケーキの需要が多様化することに、市場関係者からはイチゴ消費への影響を指摘する声もある。

 全国で500店舗を展開する洋菓子大手のシャトレーゼは、今シーズンのクリスマス用にイチゴを使わないデコレーションケーキを5種類用意。全体の予約数は前年の1割増で推移していると明かす。

 同社はイチゴケーキが定番商品で、予約数も堅調だとしながら、「チョコやモンブランなど好みが多様化している」と分析。家族だけでなく、友人ともパーティーを開く機会が増えており、さまざまな味が楽しめるアソート(混ぜ合わせ)形式のケーキも人気を集めていると指摘する。

 銀座コージーコーナーは、クリスマス用でイチゴを使わないケーキが15種類と、全体の過半数を占める。「豊富な商品展開が強み。友人との気軽なパーティーには少し目先の変わったケーキを選ぶ消費者も多い」とみる。

 高級果実店の新宿高野も、イチゴ以外のケーキを増やしている。今年人気なのがマスクメロンのケーキで、200個の限定品(売価は1万800円)が早々に完売。「需要が特別感のあるものにシフトしている」との見方を示す。

 こうしたケーキのトレンドについて、イチゴを専門的に扱う東京都内の仲卸業者は「イチゴの生産量の減少を踏まえ、洋菓子店が特徴ある独自商品を打ち出すようになった」と指摘。イチゴケーキが主流であることは変わらないとしながら、今後の動向を注視する。卸売会社は「クリスマスの業務関係の注文は昨年よりやや少ない。ケーキのトレンド変化が影響している可能性もある」としている。

定番のイチゴ以外も Xマスケーキ需要に変化 メロンやチョコが人気

《日本農業新聞》

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