旬の味覚で勝負!産地銘柄厳選、期間限定で付加価値も/メーカー、外食が注力 画像 旬の味覚で勝負!産地銘柄厳選、期間限定で付加価値も/メーカー、外食が注力

インバウンド・地域活性

 食品メーカーや外食が、旬の素材を用いた商品に力を入れている。産地銘柄を厳選し、旬の味覚を楽しみたい消費者のニーズに応える。販売期間を限定することで付加価値が増し、希少な食材を供給しやすい利点もある。

 天丼チェーン「天丼てんや」は10月から、「福岡県産 いちじくの天ぷら」(120円)を売り込む。同県朝倉市、筑前町、東峰村産の「とよみつひめ」を用いた単品メニュー。とろりとした甘さが特長で「デザート感覚で注文してもらえる」と同社。果実はJA筑前あさくらが半分にカットし、冷凍して出荷。冷凍果実を使うことで風味や供給が安定したと話す。今年は他にも、ミニトマト、ミニアスパラ、ナガイモ、青パパイアなど9種の天ぷらを販売した。

 「旬の味覚を楽しみたいニーズは強い。供給量が少ない食材も期間限定なら商品に生かせる。来年も新しい食材を10品以上は発掘したい」(同社)と意気込む。

 旬の果実にこだわったチューハイを製造するのは宝酒造。「北海道産ふらのメロン」「静岡産三ヶ日みかん」「小笠原パッションフルーツ」など、産地厳選の商品を季節ごとに展開。原材料調達でJAとも連携する。今月14日に発売した「寶(たから)クラフト 京都ゆず」(330ミリリットル瓶、289円)は、京都市水尾の希少なユズを使用する。

 果肉を丸ごと搾ったストレート混濁果汁と、日本酒にも用いる京都の伏水で仕込んだ高級チューハイとして売り込む。同社は「チューハイ市場では旬や産地指定の需要が強い。産地にもメリットがある」と有望視する。

 製パン最大手の山崎製パンは、人気商品「ランチパック」に旬の食材を用いる。先月「成田市産スイートポテト味」(146円)を発売。千葉県北部が産地のサツマイモ「クイックスイート」をJA成田市を通じて仕入れる。「パンは合う食材が多い」と同社。これまでにキャベツやゴボウなどの農産物を用いてきた。今も旬の食材を使った新商品を月に4、5点のペースで開発する。同社は「ニッチな素材を取り入れ、地方の活性化にもつなげたい」と話す。

旬の味覚で勝負 産地銘柄厳選 期間限定で付加価値向上 メーカー、外食が注力

《日本農業新聞》

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