ガチャを開けるとミカン、リンゴ、梅干しも!/意外性でご当地産PR 画像 ガチャを開けるとミカン、リンゴ、梅干しも!/意外性でご当地産PR

インバウンド・地域活性

 愛媛はミカン、青森はリンゴ、和歌山は梅干し――。「ガチャ」や「ガチャガチャ」の名称で人気のカプセルトイに、ご当地農産物を入れたものが全国で人気だ。主におもちゃやマスコットなどが入っているが、果物などが出てくる意外性が子どもに受けている。果物を食べる習慣が減っている若年層をターゲットに、子どもにねだられたら断り切れない親や祖父母の購買にも期待する。
本物がポン子も笑顔に 愛媛 
 愛媛県で3日、温州ミカンをカプセルに入れた「みかんガチャ」が、松山市で開かれた「城山門前まつり」で登場した。「蛇口をひねれば、ミカンジュースが出てくる」という“都市伝説”にかけて、松山空港などに設置された「みかん蛇口」に続けと、「開けるとミカンが出てくる」という意外性で、利用客の笑いを誘う。

 1回(SS級ミカン1個入り)で100円と、通常の小売価格よりやや割高だが、子どもが列をつくり大人気。同市の上田悠太君(9)は「普段からガチャが好き。本物のミカンが出てくると思わなかったので驚いた」と大喜び。

 イベントなどで出展したことはあったが、市民や観光客が大勢集まる同まつりに合わせて、松山ロープウェー商店街事務局が設置を決めた。袋やネット詰めのミカンは荷物がかさばるが、1個なら観光客にも嫌がられないと県ブランド戦略課が提案した。

 4日からは同商店街にある、「えひめ愛顔(えがお)の観光物産館」1階入り口に設置する。同店を運営する県観光物産協会は「インターネットの交流サイト(SNS)などを使う観光客に売り込みたい」と強調する。

 本体には20個程度のカプセルが入る。「密閉してあるため、ミカンの日持ちが気になる」(同協会)と、朝と夕方に確認し、売れ行きを見て補充するという。
観光地や東京にも
 青森県三沢市の温泉旅館、星野リゾート青森屋では「りんごガチャガチャ」が人気だ。2年前に設置してから多くのメディアで紹介され、これを楽しみに来館する宿泊客も多いという。

 直径15センチのカプセルにリンゴが入る。品種は時期によって替わり、現在は「トキ」「ジョナゴールド」「星の金貨」など。近年、注目を集める黄色い品種「トキ」は特に人気で、当たるまで挑戦する客もいるという。1回100円。季節ごとのイベントで、今年は28日まで。

 東京・有楽町の和歌山県のアンテナショップ「わかやま紀州館」では「梅干しガチャポン」が受けている。JA紀州が製造する「白干し梅」「しそ梅干し」「こんぶ梅干し」「ハチミツ梅干し」の4種類。7個に1個の割合で4L、5L級の特大梅干しが当たる期待感も好評だ。

 個別包装の梅干し1個と、キャラクターのマグネット、梅の歴史を紹介するパンフレット入りで1回200円。

 同県みなべ町の梅農家でつくる紀州みなべ梅干生産者協議会が、日持ちする特徴を生かして楽しくPRしようと2015年に始めた。同店によると、全種類の入手を目指して夢中になる大人も。同店の他、みなべ町や県内に設置されている。(丸草慶人、猪塚麻紀子)

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《日本農業新聞》

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