お客さまとの距離が近い!年賀はがきのDMが支持される意外な理由 画像 お客さまとの距離が近い!年賀はがきのDMが支持される意外な理由

制度・ビジネスチャンス

【記事のポイント】
▼年賀DMはレスポンス率が高く効率的にPRを行える
▼年賀DMはコストを低額で抑えられる上に手間がかからない
▼郵便局が配布や印刷を行うという安定感と安心感
▼アナログブームの「今的」なツールである


 いま、「年賀はがき」が中小事業者に人気上昇中だということをご存じでしたか? きっかけはお店のPR用のダイレクトメール(DM)でした。忙しい経営者にとってPRにかかる手間やコストは何かと悩みの種です。しかし、年賀はがきを使ったDM、ズバリ「年賀DM」がこれまでのやり方を変えてくれたのです。

 配布はもちろん、低額で抑えられるコスト、はがきという慣れ親しんだメディア、そして郵便局という安心・安定感。さらにはデザインも含めワンストップという利便性が人気の秘密です。

 そこで、「年賀DM」の使い勝手の良さやそのメリットについて、実際に利用している東京都港区の居酒屋「北の酒蔵 駒八別館」を訪れ、代表取締役 高橋憲一さんと店長 伊藤千代美さんにお話を伺いました。(聞き手/HANJO HANJO 編集長 加藤陽之)


「北の酒蔵 駒八別館」代表取締役 高橋憲一さんと店長 伊藤千代美さん
(編注:偽造防止のため、切手部分などを加工しています)


■「年賀DM」で売上前年比104%を達成!

ーー「年賀DM」を利用されてみて、その効果はいかがでしたか。

高橋 名刺をいただいたり、ポイントカードを作っていただいたお客さまに998通お送りし、前年売上比104%を達成することができました。

ーーそれはかなりの数字です。「年賀DM」を受け取ったお客さまの反応にはどんなものがあったのでしょうか?

伊藤 「年賀DM」の宛名面に私の顔写真を載せたんですよ。しばらくご無沙汰だったお客さまから「最近お店に行っていないから店長ににらまれているようで来たよ!」と言われたりしました(笑)。

ーーお店とお客さまのつながりというのは、結局、人間的な関係だったりしますよね。伊藤店長の写真が印刷されていることで、はがきを受け取ったお客さまの脳裏にお店の風景が一瞬にして広がっていったんでしょうね。

高橋 文面の側には「振る舞い酒」や「焼酎ボトル一本サービス」など、年始の特典を大きく掲載しました。時候の挨拶である年賀状に特典が付いているので、特別なものとして感じていただけたのではないでしょうか。

伊藤 年賀状ってチラシと違ってなかなか捨てられないじゃないですか。だから何度となくお客さまの目に留まるんだと思います。

ーーそうですね。私もいまだに何年も前の年賀状を残しています。少なくともはがきの「お年玉くじ」の当せん番号発表までは必ず手元に置いておきます(笑)。つまり保管率が高いということですね。

高橋 なじみのお客さまは「年賀DM」をよくご覧になっているようで、年賀状は持ってきていないけれど、そこに載せた特典のことは覚えている方が多いですね。

伊藤 「年賀状を持ってくるのは忘れちゃったけどサービスしてよ」みたいな感じです(笑)。

高橋 そんなお客さまもいらっしゃるので、年賀状を持参いただいた数以上に、この「年賀DM」がきっかけで来店いただいたお客さまは結構な数になると思いますよ。

ーーお店とお客さまの間の直接的なコミュニケーションを生み出す力が、「年賀DM」にはあるんですね。

三田駅前にある駒八別館。伊藤店長の顔写真入りの「年賀DM」に反応して、しばらくご無沙汰だったお客さまが戻ってきた



■「年賀DM」はお客さまへのインパクトが大きい! 閑散期対策にも効果あり

ーー年明けというと新年会です。そこで「年賀DM」はどんな役割を果たしたのでしょうか?

高橋 昨今、忘年会はやるけど新年会を開くという人は非常に少なくなってきています。そういう時代なので少しでも集客しようと「年賀DM」でのアピールを考えたわけです。

伊藤 新年会の集客と合わせて2月の閑散期対策にも「年賀DM」は効果的だと思います。特典の期限を2月までにしたり、お客さまが喜ぶイベントを企画してその告知をしたりもします。

ーー「年賀DM」を利用する前は、どのような販促をされていたのですか?

伊藤 自分たちでチラシを作り封筒に入れてメール便で発送していました。

高橋 「定期券」と称したお店の会員証を自分たちで作っていたこともあります。名刺サイズのプリントをパウチして、そして封入・封かん、宛名を貼って発送……。全て手作業でした。手間もコストもかかって大変な作業でしたよ。

ーーお店の営業の合間に手作業とは! 

伊藤 その後、メール便から電子メールに変更したのですが、電子メールは大量に送るとサーバーではじかれてしまうんです。お客さまの名刺にあるメールアドレスの細かいアルファベットをパソコンに打ち込むのも大変でした。ブラインドタッチなんか私にはできませんからね(笑)。名刺を読み込む機械も導入したのですが、当時の機械は精度が悪くてあまり使い物になりませんでした。そういった試行錯誤があって、「年賀DM」がベストだと思うようになったんです。


《HANJO HANJO編集部》

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