世界の都市総合力ランキング3位の東京、「食事の魅力」「海外からの訪問者数」が高評価 画像 世界の都市総合力ランキング3位の東京、「食事の魅力」「海外からの訪問者数」が高評価

インバウンド・地域活性

 森記念財団都市戦略研究所は10月12日、世界の都市総合力ランキング2017を発表した。1位はロンドン、2位はニューヨーク、3位は東京。2016年に初めてトップ3に入った東京は、留学生数のスコアが年々向上していることなどから、2位とのスコア差を縮めた。

 世界の都市総合力ランキング(GPCI)は、世界を代表する主要44都市を選定し、都市の力を表す主要な6分野(経済、研究・開発、文化・交流、居住、環境、交通・アクセス)と、都市活動をけん引する5つのグローバル・アクター(経営者、研究者、アーティスト、観光客、生活者)の視点に基づき、都市の総合力を評価している。2008年より実施しており、2017年で10回目となる。

 6年連続1位のロンドンは、2016年からさらにスコアを伸ばし、2位以下とのスコア差をさらに拡げた。「文化・交流」は2016年と同様、高く評価されており、「食事の魅力」や「海外からの訪問者数」などが伸び続けている。

 東京は、文化・交流における海外からの訪問者数、留学生数のスコアが年々向上していることから、2016年と同じく3位にランクイン。2016年の分野別ランキングと比較すると、「文化・交流」が5位から4位へ、「交通・アクセス」は11位から6位へと順位を上げた。一方、「経済」は1位から4位へ、「居住」は6位から14位へと順位を下げた。

 森記念財団都市戦略研究所によると、2020年に五輪を控えている東京は、ロンドンと同じ成長カーブを描くことができれば、近い将来にニューヨークを抜いて2位に躍り出る可能性もある。

 GPCI実行委員会委員長の竹中平蔵氏は、「東京がロンドンを抜いて世界1位の都市になるためには、ロンドンよりも高い成長力を中長期的に維持していく必要がある。そのためには、既成概念にとらわれず、官民が連携してイノベーションを起こすための規制改革を、積極的かつ持続的に行っていくことが求められる。東京五輪という国家イベントを改革のアクセラレーターとし、東京にビジブル(可視的)な変化を起こしていくことが期待される」とコメントしている。

◆世界の都市総合力ランキング2017
1位:ロンドン
2位:ニューヨーク
3位:東京
4位:パリ
5位:シンガポール
6位:ソウル
7位:アムステルダム
8位:ベルリン
9位:香港
10位:シドニー

世界の都市総合力ランキング2017、3位に東京

《工藤めぐみ》

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