松くい虫、過去40年で被害最少/森林機能低下の抑止へ 画像 松くい虫、過去40年で被害最少/森林機能低下の抑止へ

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 林野庁は、2016年度の松くい虫とナラ枯れの被害状況をまとめた。全国の松くい虫の被害量は、前年度より9%少ない44万立方メートルだった。感染を広げる昆虫の駆除などが進んだ結果、近年、減少傾向が続き、今回は過去40年間で最低水準となった。

 松くい虫の被害量は、最多だった1979年度に比べると、5分の1の水準。都道府県別に見ると、北海道を除く46都府県で被害が発生、うち36都府県で被害量が減った。長野県と鹿児島県で特に被害が大きく、両県で全体の3割を占めている。

 全国のナラ枯れの被害量は1%減の8万2000立方メートル。夏の高温少雨の影響で、倍増した前年度に引き続き高止まりの状態が続いた。

 都道府県別に見ると、32府県で被害が発生、14県で被害が増えた。被害が大きかったのは奈良県と秋田県。奈良県は特に、前年度の5・3倍で、全国最大の伸び率となった。被害が減ったのは18府県だった。

 松くい虫は松に、ナラ枯れはクヌギやコナラなどに感染し、木を枯らす。大雨で土砂崩れを引き起こすなど、森林機能を低下させる原因となる。

松くい虫 過去40年で被害最少 媒介昆虫 駆除進む 16年度

《日本農業新聞》

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