訪日客の “悩みごと”を見つけサービスに変える!/インバウンド・観光ビジネス総合展 画像 訪日客の “悩みごと”を見つけサービスに変える!/インバウンド・観光ビジネス総合展

インバウンド・地域活性

■新しいマーケットの創出こそがインバウンド産業の成長につながる

「Ecbo cloak」は導入に全くコストがかからないことが強みだ。導入した店舗側には荷物預かりをきっかけにインバウンド対策のリテラシー向上につながるというメリットがある。また飲食店であれば荷物を預けるついでに飲食をしていく人も少なくないことからインバウンドによる消費向上も見込める。さらにインターネットを使い荷物預かりの事前予約ができるという強みを活かし、今後は自治体との連携も視野に入れているそうだ。

 一方の「ポケットチェンジ」は眠っている外貨を電子マネーに交換することで、自国や渡航先の経済への貢献をねらいとしている。また日本の小売市場120兆強のうち現金決済が65%と、諸外国の現金決済30%に比べるとかなり高い比率となっている。これは現金以外の決済に慣れているインバウンドにとっては悩ましい問題だ。この決済問題に目をつけ、入国時に外貨を日本の電子マネーや地域通貨に交換できる仕組みをつくることを考えているという。

 このようにインバウンド目線で潜在的な課題を発見し、それを解決するために新しいサービスを生み出した両社。現時点では競合が少なく市場も生まれていないが、両社とも今後競合が出現することで新しいインバウンドマーケットが作られることを期待している。

 最後にモデレーターの山野氏は「新しいマーケットが生まれると新しいビジネスチャンスが生まれ、マーケットが成長すればその市場の追い風に乗って事業が伸びていく。それを体現しているのがこのお二人なんです」と締めくくった。


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《川口裕樹/HANJO HANJO編集部》

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