建コン協九州女性技術者委、福岡市で交流会開く/女性が働き続けるために 画像 建コン協九州女性技術者委、福岡市で交流会開く/女性が働き続けるために

人材

 建設コンサルタンツ協会(建コン協)九州支部の女性技術者委員会(岩根陽子委員長)は22日、福岡市で17年第1回女性技術者交流会を開いた=写真。同委員会が企画した初のイベントで支部会員企業の女性技術者約70人が参加。「女性が働き続けるために」をテーマに基調講演や意見交換を行った。意見交換では結婚や育児に不安を感じているとの意見が多数挙がり、働きやすい職場環境づくりに向け、制度などに関する情報の共有や発信が必要との指摘があった。
 開会に当たり岩根委員長は「社内に女性技術者は少なく、他社の女性技術者と触れ合う機会も少ないと思う。きょうは同じ境遇の人たちが一堂に会している。普段言えないこと、思いの丈を語り合ってもらえれば」とあいさつした。
 第1部では「笑顔で働き続けるためのコツ」と題し、九州地方整備局の女性技術者の会「九WE会」の会長である原田佐良子河川部河川管理課長補佐が基調講演した。
 原田氏は出産や育児を経験しながら仕事を続けてきた自身の体験を披露。「女性が働きやすい職場は魅力ある職場だということを認識してもらうことが大事」と述べ、女性技術者のライフスタイルに柔軟に対応できる体制づくりや効率的な時間の使い方などの働き方改革を「女性から発信することが必要」と指摘した。組織の枠を超えたネットワークづくりも必要とした。
 第2部ではテーブルのメンバーが時間とテーマごとに入れ替わるワールドカフェ形式で会社の仕組みや仕事、女性のライフプランなどについて自由に意見交換し、和やかな雰囲気の中、会社の垣根を越えて悩みや気になっていることなどを話し合った。
 建設コンサルタントの仕事には「地味にすごいことをしている」「図面に書いたものが現実になるのがうれしい」などやりがいを感じているといった意見が出た。
 若手から多く挙がった結婚や育児に対する不安の声に対しては「育児や仕事をそれぞれ100%できなくてもいい」「使える制度はできるだけ使った方がいい」「やれば何とかなる」など後押しするアドバイスがあった。
 育児休暇や産休、時短勤務などの制度に関しては「制度があってもなかなか使えない」「大手企業と地元企業で差がある」「制度より、理解ある上司であるかが問題」などの声が挙がり、先進的な制度に関する情報共有や制度の必要性を発信し続けることが大事との指摘もあった。

建コン協九州女性技術者委/福岡市で交流会開く/70人参加、職場づくりで意見交換

《日刊建設工業新聞》

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