札幌市内16年度の大規模建築計画/ホテル建設が増加 画像 札幌市内16年度の大規模建築計画/ホテル建設が増加

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 札幌市内で16年度に建設計画が公表された延べ床面積5000平方メートル以上の大規模建築物は、前年度比6件増の36件となった。用途別では共同住宅が前年度と同じ15件で最も多い傾向に変化はなかったが、ホテルが前年度より4件増加し6件となったほか、前年度は計画がなかった倉庫が3件あったのが目立つ。36件のうち延べ1万平方メートル以上の計画は5件増の10件と倍増。大規模建築物の延べ床面積の合計は39万4400平方メートルで前年度比7万5783平方メートル増となった。
 「札幌市中高層建築物の建築に係る紛争の予防と調整に関する条例」に基づき16年4月1日~17年3月31日に市に提出された標識設置届けのうち、延べ床面積が5000平方メートル以上の計画を対象に集計した。
 16年度は延べ1万平方メートル以上の再開発事業の計画などが多く提出された影響で、大規模建築物の総延べ床面積は23・8%増加した。
 36件を用途別に見ると、共同住宅が15件で最も多く、次いでホテルが6件、倉庫が3件、高齢者施設が3件(1件増)、事務所が2件(2件減)、店舗が2件(2件増)、病院が2件(増減なし)。残りは、前年度に届け出がなかった学校、体育館、遊技場が各1件だった。
 36件の中で最も規模が大きいのは、大和ハウス工業が東区に建設している倉庫「DPL札幌東雁来」(S造2階建て延べ6万5653平方メートル)。設計は久米設計、施工は西松建設が担当し、昨年10月に着工した。総投資額は90億円。18年4月の完成を予定している。
 16年度は前年度と比べてホテルの計画が多いのが特徴的だ。建設地はJR札幌駅や市営地下鉄大通駅、すすきの駅など都心部の主要駅周辺に集中している。ホテル計画6件の中で最も規模が大きいのは京王電鉄の「札幌駅北口ホテル計画」で、地下1階地上17階建て延べ1万5805平方メートルを予定。設計は大林組が担当し、大林組・京王建設・岩田地崎建設JVの施工で今月中に着工する予定だ。19年2月の竣工、同年夏の開業を目指す。
 北4東6周辺地区市街地再開発組合が中央区で計画している総延べ約8万平方メートルの再開発事業は、3街区のうち2街区が今年3月に先行して着工した。設計はフジタと北海道日建設計、施工はフジタ・岩田地崎建設・田中組JVが担当。先行着手した2街区のうち、北西街区にはSRC一部RC造3階建て延べ1万8345平方メートルの体育館、南街区にはRC造地下1階地上21階建て延べ3万1192平方メートルの共同住宅などを建設する。北西街区は19年3月、南街区は同10月の完成を目指す。
 残る北東街区では、S造7階建て延べ1万1273平方メートルの医療福祉施設とS造3階建て延べ4966平方メートルの健康増進施設を建設する。施設利用者用にS造4階建ての駐車場をそれぞれ設ける計画で、規模は医療福祉施設用が延べ5186平方メートル、健康増進施設用が延べ4737平メートル。北東街区の着工時期は未定だが、19年3月の完成を予定している。

札幌市内16年度の大規模建築計画/延べ5000平米以上は36件/ホテル建設が増加

《日刊建設工業新聞》

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