近大医学部、付属病院、堺市への移転計画/健康・医療分野の民間投資を促進 画像 近大医学部、付属病院、堺市への移転計画/健康・医療分野の民間投資を促進

インバウンド・地域活性

 近畿大学が大阪府大阪狭山市の医学部と付属病院を堺市南区三原台1に移転する計画で、設計者を久米設計に決め基本設計を進めていることが明らかになった。新キャンパスの面積は約11・8ヘクタールで、大阪府と堺市は府営三原台第1住宅の敷地約11・6ヘクタールのうち約6ヘクタールと、泉ヶ丘プールがある田園公園約8・4ヘクタールのうち約5・3ヘクタール、三原公園約2・6ヘクタールのうち0・5ヘクタールを譲渡する予定。同プールの19年夏の最終営業を経て同年秋にも新施設の工事に着手し、23年春の新キャンパスオープンを目指す。
 移転事業は近大医学部(大阪狭山市大野東377の2)と付属病院(933床)、近大堺病院(堺市南区原山台2の7の1)を集約し、三原台1に新キャンパスを整備する計画。
 医学部新校舎を新築するとともに1000床程度の特定機能病院を建設し、高度先端医療や、がん疾患治療などを中心に提供していく。災害拠点病院として地域貢献も行う。
 近大は予定地周辺のマンション住民に対し予定地の大まかな配置計画案を提示しているが、建設コストや工期などを再検討中。堺市は近大に対し、早急に配置案を提示するよう要望している。
 近大は、大阪狭山市に300床程度の病院機能を残す予定。堺病院は閉院する。
 府と堺市、近大は14年7月に医学部と付属病院の移転計画について基本協定を締結した。府は本年度、大阪府営堺三原台住宅建て替え集約事業の第1期工事に着手する。
 堺市は同プールの機能を原山公園(南区)に移転・再整備するPFI事業者を5月に決定。さらに田園公園と三原公園を縮小し、泉北高速鉄道泉ケ丘駅前にある大阪府立大型児童館ビッグバン(南区茶山台)南側一帯に新公園を新設するため、本年度中に都市計画の手続きに着手し、18年夏の都市計画決定を目指す。
 堺市は移転先周辺地区への健康・医療分野の民間投資を促進する取り組みを本格化する。年内に健康・医療まちづくり推進に向けた産学公の連携会議体「健康・医療まちづくりプラットフォーム」を立ち上げ、議論を開始する予定だ。

近畿大学/医学部・付属病院移転整備基本設計(堺市南区)/久米設計に

《日刊建設工業新聞》

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