野菜と海鮮でスイーツ! サービスエリアの『スイーツコンテスト』、最優秀賞は有磯海SA 画像 野菜と海鮮でスイーツ! サービスエリアの『スイーツコンテスト』、最優秀賞は有磯海SA

インバウンド・地域活性

NEXCO中日本が、サービスエリアのレストランに参加を呼びかけ、今年で6回めとなる『スイーツコンテスト』を開催。各地区の予選を勝ち抜いた11店舗で本戦が29日東京都内で行われた。

今回のテーマは、『エリアの土産品を活用した健康や疲労回復に繋がるスイーツ 』。高速道路を運転し訪れるサービスエリア利用客の健康・疲労回復を地域素材でサポートする、そのエリアでしか味わうことのできない新作スイーツをそれぞれが開発。

審査員は、野菜スイーツ専門店「パティスリーポタジエ」柿沢安耶氏、DaiichiTVアナウンサー 杉岡沙絵子氏、武蔵野調理師専門学校講師、中日本エクシス代表取締役社長 青山忠司氏の計4名で、調理・試食審査を経て、最優秀スイーツを決定。

■地域のお土産や野菜、海鮮を使ったスイーツも!

“エリアの土産品を活用”というテーマのもと、フルーツはもちろん、様々な食材を使ったインパクトのあるスイーツが出揃った。素材の面白さはありながら、本戦に残る実力派の店舗たちは味も確か。

審査員特別賞1品目は、北陸自動車道有磯海SA下り、(株)ホテルニューオータニ高岡金沢支店の「Aquarium 八尾~夕日を搾ったスパークリングウォーターと共に~」(600円)。


土蔵造りの民家がたたずむ町並みや伝統工芸など昔から続く日本の風情を色濃く残す越中八尾を、富山や北陸で作られた食材を用いて2種類のデザートに。


ガラスの器の中を金魚が泳ぐ可愛らしく涼しげなゼリーは、日本酒を使用。最下層のしょうがと上からかけるしょうがシロップでピリッとアクセントを効かせている。ほんのりピンク色のスパークリングウォーターは紫蘇のシロップを炭酸で割ったもの。見た目も鮮やかで、全体的に女性好みのスッキリとした仕上がりだ。

審査員特別賞2品目は、長野自動車道梓川SA下り、アルプスシャツ(株)八王子支店の「安曇野レアチーズケーキのカラーパレット」(580円)。


安曇野の色とりどりの花畑で彩られた初夏をイメージし、残雪の北アルプスをレアチーズケーキに見立てた一皿だ。安曇野産生乳を原料としたチーズとヨーグルトのレアチーズケーキは北アルプス銘菓「雷鳥サブレ」のタルト生地で仕上げ、周りをSAで取り扱っている「軽井沢沢屋ジャムシリーズ」あんず・トマト・ブルーベリー・オレンジマーマレードで彩っている。さらに、りんごソルベとりんごポッキーが添えられ、華やかかつみずみずしい味わいを楽しめる。

審査員特別賞3品目は新東名高速道路NEOPASA駿河湾沼津上り、富士急行(株)静岡支店の「憩い」(780円)。


健康・疲労回復につながる静岡県各地のみかんと蜂蜜を使用。ビタミンC、クエン酸を多く含むみかんジュースと果肉をジューシーな寒天寄せに。静岡県三島市の養蜂場のミカン蜂蜜を使用したセミフレッドは、洋酒に漬け込んだドライフルーツを細かくカットして混ぜ込み、カラメルコーティングした数種類のナッツでビターな風味をプラス。モンドセレクション受賞のお土産品「静岡茶都利(さとり)のラングドシャ」を砕いたものも散りばめられ、なめらかさとサクサク感の食感も楽しいスイーツとなっている。

最優秀賞に輝いたのは、北陸自動車道有磯海SA上り、(株)ジェック経営コンサルタント 金沢支店の「富山野菜のムースと白エビマンゴーゼリー」(1000円)。フレンチ専門のシェフが、地域の野菜と海鮮を使って2種類のスイーツを仕上げた。


一品目は、富山県産のトマトなどの野菜とコレステロールの低下に効果があると言われているピスタチオのムースを、氷見産のワインを使用したゼリーと合わせたヘルシーなデザート。二品目は、老化防止に効果があるというフランボワーズを添えたチョコレートムースと、その上のグラスには、眼精疲労に効くヨーグルトに白エビ粉末を加え、マンゴーゼリーと重ねたスイーツ。お土産品の「白えびせんべい」を添えたムースは、ふわっとえびの風味とマンゴーの爽やかさが広がる。海鮮までスイーツに加えたこの逸品に、審査員も驚きの声をあげていた。


他の店舗のスイーツも、その地区ならではの味わいばかり。雪が降り注ぐ白川郷をイメージした東海道北陸自動車道関SA上り、(株)KRフードサービス名古屋支店の「結の郷~ガトーショコラと三層のムース~」は、朴葉味噌でコクを加えたガトーショコラと、砕いた「とちの実煎餅」の上に「上之保柚子」「赤かぶ漬け」の入ったレアチーズ、「やま柿」を加えたパンナコッタの3層のムースを重ね、食感も風味も変化のある一皿。


希少な「さがらの塩」を隠し味に使った東名高速道路牧之原SA下り、(株)TTC静岡支店の「塩の路(みち)~いっぷくプリン~」は、緑茶の粉末がかかった上から「天狗山椒」をかけていただく。ブランド卵「静岡産まれ」を使用した贅沢感溢れる濃厚なプリンに、山椒が意外にもマッチすることに、審査員も病みつきになっていた。温かいお茶付きで、350円という価格も嬉しい。

各サービスエリアに立ち寄った際は、その地区ならではの創作スイーツで旅の疲れを癒やしてみてはいかがだろうか。

また、中日本エクシスは、台湾の行政院農業委員会とも交流を深めており、今回「台湾バナナ」の紹介も行われた。

昔は日本のバナナの9割を締めていた「台湾バナナ」だが、現在はフィリピンとエクアドル産のバナナがほとんど。


「台湾バナナ」は、もっちり・しっかりとした果肉と少し酸味のある爽やかな甘さが特徴。この日集まった店舗のシェフたちも味見をして、その風味を確かめた。現在、海老名SAでは取り扱われているが、今後、各地のサービスエリアで「台湾バナナ」や“台湾バナナを使ったスイーツ”が登場するかもしれない。
《non》

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