サービス業のIT利用最前線!13 アプリで伝える、老舗の伝統と革新/ニユートーキヨー 画像 サービス業のIT利用最前線!13 アプリで伝える、老舗の伝統と革新/ニユートーキヨー

IT業務効率

 ウェブサイトやアプリなどのサービスにおいて、ユーザーの利用実態を把握するための指標に「MAU(Monthly Active Users/月間アクティブユーザー)」がある。1ヶ月の間にそのサービスを実際に利用しているユーザーの割合だ。公式アプリ「ニユートーキヨー」のMAUは約50%。飲食業では通常15~20%だというから、利用者の数はかなり多いといえるだろう。

「アプリ導入にあたり重視した点はプッシュ機能と位置情報ですが、個人的に気に入っているのは各屋号(グループ内には「ニユートーキヨー」のほかに「庄屋」「七代目卯兵衛」「HAMBURG WORKS」など複数の業態があり、各店舗の情報もアプリ内で見ることができる)によって違う「チェックインスタンプ」を発行していることです。スタンプを集めていただくと特典がつくのですが、それだけでなく鉄道のスタンプラリーのように個々に違うスタンプを集める楽しみも提供できていると感じています。これは複数の屋号のある弊社ならではの強みだと思っています。今回採用したGMO TECHさんの「GMOアップカプセルPRO」は拡張性もあるので、その点も期待が大きいです。今後は個室のある店舗や貸し切りができる店舗を検索する機能や、その場で予約ができる機能などを組み込んでいきたいですね」(犬井氏)

「GMOアップカプセルPRO」はカスタマイズが可能にも関わらずセミオーダー型のサービスであるため、導入コストはかなり低く抑えられたという。オリジナルアプリをスクラッチ開発(ゼロから作る)する場合は、10倍程度の初期費用、納期は3倍程度かかる可能性が高く、スマホアプリを検討中の中小企業にとっては導入しやすい内容だといえるだろう。

■老舗が考えるおもてなしとは?

 今年の6月に創業80年を迎えたニユートーキヨー。老舗のビヤホールが考える「おもてなし」とは一体どういうものなのだろうか?

「私たちの提供する具体的なサービス以上に『お客様がどう感じるか』ということがポイントだと思います。それがおもてなしであるのか、そうでないのかはお客様が判断されることです。お客様が店を出られる時に笑顔であるかどうか、そこが一番重要な点です。サービスはどこの飲食店でもできますが、お客様に笑顔で帰っていただくということはなかなかできません。『また来るよ』『もう一度ニユートーキヨーでビールが飲みたい』とお客様に思っていただく、もっと極端にいえば『お客様が笑顔でお店に入ってこられる』ーーそういう風にお客さまに感じていただけて初めて、おもてなしのできるお店といえるのではないでしょうか」

(インタビュー/加藤陽之)



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