清水建設らIoT活用し人モノの動き解析、施設の利用状況を見える化 画像 清水建設らIoT活用し人モノの動き解析、施設の利用状況を見える化

IT業務効率

 清水建設は、自社開発のIoT(モノのインターネット)基盤システムを活用したオフィスビルの新管理システムの構築に乗り出す。情報通信システムの設計・開発・運用などを行うNTTテクノクロス(東京都港区、串間和彦社長)と共同で、IoTとビッグデータを利用してオフィスの使われ方を「見える化」する実証実験を実施。オフィスの使われ方の解析方法を確立し、施設の効率的な運営管理の提案につなげる。
 清水建設が開発した「施設内IoT基盤システム」では、施設内に設置する多数のIoTセンサーが取得するさまざまな計測データを一元的に収集し、建物統合データベースで蓄積・解析する。
 今回の実証実験はNTTテクノクロス横浜事業所(横浜市西区)で行う。実験期間は9月~18年3月。打ち合わせスペースの机や階段、通路に人感センサー、いすに振動センサー、トイレの各ブースにドアの開閉センサーなど、約50台の無線センサーを設置。各執務スペースの人やモノの動きに関する各種データを計測し、集めたデータはIoT基盤システムを介してビッグデータ解析する。解析結果は、NTTテクノクロスが提供するシステム「Yellowfin」を使って、利用人数や利用時間帯、利用頻度などの項目別に利用状況を明示する。
 打ち合わせスペースが多く利用される曜日や時間帯、1回の利用時間、机やいすの利用頻度などを一目で把握できるため、日常的な利用状況を踏まえて、最適な打ち合わせの曜日や時間帯を設定可能。打ち合わせスペースの過不足を見直すことで、オフィスの効率的な運用が図られ、生産性向上や働き方改革への活用も期待される。
 清水建設は今回の実証実験を通じて施設内IoT基盤システムによる解析の有効性を実証し、オフィスのレイアウト変更や施設の改修など、オフィスビルの効率的な運営管理の提案に活用していく。同システムをベースに新たなビル管理システムの構築も視野に入れる。

清水建設ら/施設の利用状況を見える化/IoT活用し人・モノの動き解析

《日刊建設工業新聞》

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