東芝大阪工場跡開発、スマートコミュニティ構想実現へ 画像 東芝大阪工場跡開発、スマートコミュニティ構想実現へ

インバウンド・地域活性

 大阪府茨木市は東芝が大阪工場跡地(太田東芝町・城の前町)で進める「東芝スマートコミュニティ構想」の地区計画(約17・7ヘクタール)などを都市計画決定した。構想用地の東地区にメインエネルギーセンターや医療・福祉関係施設、追手門学院(茨木市)中学・高校・大学などを、西地区にはサブエネルギーセンターと大規模商業施設、中高層共同住宅を計画=図参照。近く東芝が開発行為を申請する見通し。市が開発計画を許可すると同社が公共施設の整備と造成を行い、各進出事業者に土地を譲渡する。
 08年3月に閉鎖された東芝大阪工場を再生する、まちづくりコンセプトは「環境と人に優しく、災害に強いまち」。
 土地利用計画では東地区に▽施設導入エリア(約3・5ヘクタール、エネルギーセンター、データセンター)▽都市機能誘導エリア(約0・3ヘクタール、医療福祉関係施設)▽文教エリア(約6・6ヘクタール、追手門学院)▽居住低層エリア(約1・8ヘクタール、一戸建て住宅約70戸、公園)-を、西地区には▽商業エリア(約3・4ヘクタール、商業施設)▽居住中高層等エリア(約1・8ヘクタール、共同住宅約440戸)▽施設導入エリア(約0・3ヘクタール、エネルギーセンター)-を配置する予定。
 エリアの電力供給については系統電力とエネルギーセンターで発電する電力を組み合わせて行う。SPC(特定目的会社)が系統電力を受電し地区全体の電力供給を管理するため、各進出事業者はSPCと電気契約を結ぶことになるという。
 2カ所設けるエネルギーセンターは系統電力から受電した電気と、地区のコージェネレーションシステムなどで発電した電気と熱を集約するとともにエネルギー供給を制御する計画だ。
 災害時には西地区のエネルギーセンターが広域避難地の西河原公園に電気を供給する予定で関係者が協議を進めている。
 市は用途地域と高度地区も変更。工場跡地周辺と国道171号までのエリアを対象に用途地域を工業地域としていたのを、大半のエリアを準工業地域とし東側に第2種中高層住居専用地域を設定。高度地区も幹線道路沿いだけ第5種としていたのをほぼ全域に拡大し、東側のみ第2種に変えた。第5種高度地区への変更で7階建て相当の共同住宅建設が可能になった。
 計画地は安威川の東部、国道171号西河原交差点と名神高速道路の間にある。東西の用地の間には市道東太田町1丁目花園2丁目線が通っている。
 今後、市は9月議会に同地区計画の制限内容などを示す建築条例を提案する予定。土地購入後、進出事業者が中高層建築物計画や建築基準法に基づく手続きに入ることになる。

大阪府茨木市/東芝大阪工場跡開発関連の都市計画決定/スマコミ構想実現へ

《日刊建設工業新聞》

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