植物性乳酸菌の配合食品が続々登場! みそ、せんべい、しょうゆにも 画像 植物性乳酸菌の配合食品が続々登場! みそ、せんべい、しょうゆにも

制度・ビジネスチャンス

 米や麦など植物由来の乳酸菌を配合した食品が増えている。整腸作用など健康効果が期待できる乳酸菌は牛乳由来が一般的だったが、メーカーが付加価値販売の手法として採用。みそや菓子など多様な商品作りに生かしている。植物性乳酸菌を豊富に含む発酵調味料を売りにした和食店も登場するなど、盛り上がりを見せる。

 サッポロホールディングス傘下で、みそ製造の神州一味噌(東京都東久留米市)は、系列企業のサッポロビールが開発した大麦由来の植物性乳酸菌「SBL88」を、既存のみそ商品に新たに配合して付加価値化を狙う。みそ汁用生みそ「おみそ汁で乳酸菌」(500グラム、486円)や6食入りの即席生みそ汁など5商品を、同乳酸菌入りとしてリニューアル。9月1日に発売する。「生みそ市場が減少する一方、発酵食品はブーム。和食で乳酸菌を取ろうと打ち出す」と同社。売り上げは従来品の2割増を目指す。

 米菓製造の亀田製菓(新潟市)は、今年3月に刷新したクリーム入りソフトせんべい「白い風船」(238円)に植物性乳酸菌を加えたことで、販売量を1.5倍に伸ばした。1982年発売以来となる刷新で、同社が開発した米由来の乳酸菌「K‐2」を大袋一つ当たり100億個配合。従来は北海道や九州など地方中心の展開だったが、「関東や首都圏での扱いが伸びた」と手応えを語る。数量は3枚減らし価格を据え置いた。

 関西を拠点に外食店を展開する大和串プランニング(大阪市)は今月、しょうゆやみそ、みりんなど、日本の伝統的な発酵調味料にこだわった和食店「麹(こうじ)と酒一献三菜」を都内に開業した。

 「日本の食卓に欠かせない発酵調味料は植物性乳酸菌の宝庫。日本人の体質に合った植物性乳酸菌を常食することで腸内環境が整う」(同社)と、健康性を強調。しょうゆは広島県庄原市産の大豆、みそは滋賀産大豆「みずくぐり」、みりんは佐賀産もち米「ヒヨクモチ」などを用いる。当面は、月間売り上げ1000万円が目標。「原価率は従来業態の2~5割増しと高めだが、ニーズは十分」と意気込む。

植物性乳酸菌 配合食品が続々 みそ、せんべい、しょうゆ・・・ メーカー、付加価値化狙う

《日本農業新聞》

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