青森県むつ市が新体育館建設、スポーツのほか余暇を過ごす市民憩いの空間へ 画像 青森県むつ市が新体育館建設、スポーツのほか余暇を過ごす市民憩いの空間へ

インバウンド・地域活性

 青森県むつ市が、山下設計に委託して進めていた新体育館の基本設計がまとまった。施設規模はRC一部S造2階建て延べ7907平方メートル。本年度中に実施設計を行い、18年度の工事着手、20年度の供用開始を目指す。事業実施に当たっては、財政負担の軽減と民間の創意工夫によるコスト縮減、サービスレベルの向上を図るため、都市公園法に基づく公募設置管理制度によるP-PFI(Park-PFI)事業の活用を検討する。
 基本設計によると、市の都市計画マスタープランの中で観光・交流リクリエーションエリアに指定されている「おおみなと臨海公園」内の敷地3万2539平方メートルに、体育館と駐車場(一般271台、障害者用6台)を整備する。同公園内にあるウェルネスパーク(屋内運動施設)やウェルネスはらっぱる(防災緑地)、大平アリーナ、大平緑地などの既存施設と連携し、スポーツだけでなく、余暇を過ごす市民憩いの空間となるよう、自由に利用できる共用空間や屋外空間を充実させ、将来の拡張性にも配慮した配置計画となっている。
 平面計画では、1階にメインアリーナとサブアリーナを並列配置し、最大でバスケットコート3面を同時使用する大型の大会にも対応。2階には1000席の観覧席と、それを巡る幅約6メートル、1周約200メートルのランニングコースを配置する。
 外観は、周辺環境との調和を考慮したデザインを採用。アリーナ上部は雪による負荷の軽減を図るため、鋼管システムトラスによるアーチ状の屋根を架構する。アリーナ以外の外周部には堆雪デッキや陸屋根を配置することで、落雪による事故の防止を図る。
 内部空間は、施設の顔となるエントランスホールを2層吹き抜けの明るく開放的なつくりとし、市民の多目的な利用に対応できるよう、カフェコーナーやキッズコーナー、ラウンジなどを配置する。
 外構計画では公園内のウェルネスパークとをつなぐエリアを五つにゾーニングし、異なる島(緑地、広場)と園路で構成する「(仮称)ウェルネスプラザ」を設置。市民の多様なアクティビティを誘発する空間の形成を目指す。
 概算事業費は用地費1億5293万5000円、委託費1億3000万円、建設工事39億2000万円、外構工事1億8000万円、什器備品1億1000万円の計44億9293万5000円と試算。本年度中に実施設計を完了し、18年度から22カ月間の工期で工事を進め、32年度の供用開始を予定している。

青森県むつ市/新体育館建設/18年度の着工めざす、公園PFI活用検討

《日刊建設工業新聞》

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