サービス業のIT利用最前線!10 異文化を乗り越えるインバウンド民泊力/チャプターエイト 画像 サービス業のIT利用最前線!10 異文化を乗り越えるインバウンド民泊力/チャプターエイト

IT業務効率

【記事のポイント】
▼インバウンド民泊ではクレジット決済がゲストにもホストにも有用。そのためのテクノロジーが「Air Buy&Check」
▼「ホストは無人」が一般的な民泊では対面サービスは難しい。その状況に対応したサービスの必要性
▼「民泊新法」で義務化されるであろうチェックイン業務に対応したサービスが求められている


 インバウンド需要の拡大、そして2020年の東京オリンピック・パラリンピックといった要因から、「おもてなし」がキーワードとして注目されている。さらに、IT/IoTを活用した「おもてなし2.0」とでもいうべきサービスや製品が、飲食業・旅行業・物販業の領域で、多数登場しつつある。本記事はそうした最新事例を紹介し、自社での導入の参考とする内容だ。

 今回は、株式会社チャプターエイトに焦点を当てる。同社は、民泊を含むインバウンド領域の各種サービスを展開する企業だ。宿泊施設向け関連サービスの提供を中心に、訪日観光客向けインバウンドアプリ「LOOK」、宿泊施設向け収益化支援サービス「Air Buy & Check」の運営を行っている。またオウンドメディアとして民泊総合ポータルサイト「民泊大学」も開設している。インバウンド民泊へのこだわり、同社の考える民泊×IT像など、代表取締役社長CEOである高野勇斗氏に話を聞いた。

■“相互理解のためのテクノロジー”を生み出すチャプターエイト

 高野氏のビジネスキャリアのスタートは、もともとインターネット広告代理店だという。責任者として国内の地方支社設立に関わり、その後、同社の東南アジア展開にともないインドネシアにて現地法人を設立。ここで4年を過ごした。

「海外で過ごしていると、さまざまな局面で相互理解の問題に突き当たります。国籍・人種・宗教・風習など、いろいろな違いが、どうしても出てくる。とくに、イスラム教が主流であるインドネシアでは、意思疎通の難しさをよく感じました。ただ、ITを駆使することで、こうした問題を乗り越えられる。そういうテクノロジーを提供したかったんです」(高野氏)と、海外での経験が、チャプターエイト創設につながったという。「エイト」には「8」ではなく「∞」(無限大)の意味を込めた。

 チャプターエイトがまず手掛けたアプリ「LOOK」は、まさに、訪日観光客の相互理解を助けるためのアプリだ。店頭で、商品のバーコードをスマートフォンでスキャンすると、商品情報があらゆる言語で閲覧可能となる。言語の壁を解消することで日本の商品を理解しやすくし、購入する側・販売する側、双方にメリットが生み出せる。

「LOOK」の利用シーンは、ショップ店頭がメイン。きわめてまれだろうが、ほとんどショッピングを行わない訪日観光客もいる。「そうした訪日観光客であっても、必ず利用する施設が2つある」(高野氏)、それが「空港」と「宿泊施設」だ。そこでチャプターエイトでは、次のターゲットを「宿泊施設」に据え、サービスを開発した。それが「Air Buy&Check」だった。


《冨岡晶/HANJO HANJO編集部》

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