アパホテル&リゾート両国駅タワー、江戸文化をキーにインバウンド客も呼び込みたい 画像 アパホテル&リゾート両国駅タワー、江戸文化をキーにインバウンド客も呼び込みたい

インバウンド・地域活性

 アパグループ(金沢市、元谷外志雄代表)は3日、東京都墨田区で「(仮称)アパホテル&リゾート〈両国駅タワー〉」=完成イメージ=の起工式を行い、建設工事に着手した。事業主はアパで、設計は新居千秋都市建築設計、施工は建築を熊谷組、電気設備を中電工、空気調和衛生設備を朝日工業社が担当。20年春の開業を目指す。
 神事では、アパグループの元谷外志雄代表が鎌、新居千秋都市建築設計の新居千秋代表取締役が鍬、熊谷組の樋口靖社長が鋤をそれぞれ入れ、工事の安全を祈願した。記者会見した元谷代表は「江戸文化に最もふさわしい両国というエリアに立つホテルになる。ビジネスマンだけでなく、国内外の観光客にもくつろいでもらいたい」と述べた。
 神事後の直会で樋口社長は「施工を担当する各社が総力を挙げ、安全管理・品質管理・工程管理を全力で取り組む」と決意を述べた。新居代表取締役は「この両国の地で、誰も見たことがない建築物になる。相撲や伊藤若冲など日本の江戸文化、芸術、伝統が分かるよう仕掛けを施した」と語った。
 建設地は横網1の11(敷地面積3084平方メートル)。JR・都営地下鉄の両国駅から徒歩3分ほどの好立地で、国技館の南東側に隣接する。
 建物はS一部SRC造地下2階地上31階建て延べ2万5170平方メートルの規模で、高さは約108メートル。同社が都内で手掛けるホテルの中でも最大規模となる。客室数は1111室。「アーバンリゾート」をコンセプトに、最上階の31階に隅田川を見渡すことができる展望レストランを設けるほか、屋上テラスに屋外プールを併設。地下1階には大型露天風呂付き大浴場を設置する。
 外観は葛飾北斎の「新形小紋帳」をモチーフとして窓周りに円形の石材を配するなど建物の印象を優しくし、日本の伝統・文化を感じさせる表情を生み出している。
 2階に観光案内所を設けるほか、3階には墨田区に無償貸与する防災倉庫を設置するなど、地域へも貢献する。敷地内には緑豊かな公開空地や広場なども整備する。 
 松井浩一作業所長(熊谷組首都圏支店)の話
 「元谷代表の思いと新居先生の設計を具現化する上で、われわれの施工技術をフルに活用し、施工の3社が協力し良い建物を造りたい」。

アパグループ/アパホテル&リゾート両国駅タワーが起工/施工は熊谷組ら

《日刊建設工業新聞》

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