Googleの提唱する働き方改革成功のポイント/ワークスタイル変革EXPO 画像 Googleの提唱する働き方改革成功のポイント/ワークスタイル変革EXPO

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 また任天堂初のスマートフォン用ゲームとして注目を集めた「Super Mario Run(スーパーマリオラン)」にもGoogleのツールが一役買っている。ご存知の通り「スーパーマリオ」は任天堂のビッグタイトルゲーム。そこにモバイルゲームの大手であるDeNA、そしてGoogleが加わって開発が行われた。それぞれの本社が遠く離れている3社を支えたのがGoogleのツールだ。チャットツールである「Googleハングアウト」や「Googleドキュメント」を活用することでインタラクティブにミーティングを行うことが可能となり、ミーティングのための移動コストや時間を大幅に削減することができたそうだ。

 塩入氏は「使うツールは何でも良い。ツールによって短縮できた時間を使って、新しいアイデアを生む環境を作れるかどうかが大事」と強調した。

■社員と共に変化していくことが、プロセスをゴールに導く

 ワークスタイルイノベーションのための最後の柱は「プロセス」だ。多くの人は急激な変化に拒絶反応を起こす。いくら「文化」や「ツール」を整えても、それを社員に浸透させなくては全く意味がない。社員に「文化」や「ツール」を浸透させていくためには、ケアをしながら適切に取り込んでいくことが必要だと塩入氏は話す。

 例えばコンビニエンスストア大手のファミリーマートでは、業務過多と人手不足が重なり店舗スタッフの一人あたりの負荷が増え、「お客様さまの気持ちに一番近い存在になる」という基本理念が実現できていないことが問題となっており、「時間を節約し、基本理念を実現するための改革」に迫られていた。

 まずアンケートツールである「Googleフォーム」を使い、全社員にアンケートを実施。その結果、役員と現場では会社の現状認識にずれがあることが判明、またファミリーマートの強み・弱みの解釈にも違いがあることが分かった。そこで役職や部署を超えたメンバーが文化改革のためのワークショップを開催したり、「G Suite」を使い働き方改革の実証実験を実施したところ、これまで業務にかかっていた時間を大幅に短縮することに成功したそうだ。

 最後に塩入氏は、変化のプロセスを成功させるためのポイントとして「何のために変化をするのか、軸となるゴールを明確にすること」「トップダウンで一方的に押し付けるのではなく、社員を巻き込み全員でカルチャーを作ること」「社員がやりたいと思うことを小さく始めること」の3点を挙げた。

 ワークスタイルイノベーションに必要な「文化」「ツール」「プロセス」のいずれも、トップの独断で一方的に進めては社員の反感を買うばかりで効果が薄い。それよりも社員を積極的に参加させる環境を作り、共に改革を進めていくことこそが、働き方改革成功のためのポイントといえそうだ。


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《川口裕樹/HANJO HANJO編集部》

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