竹中工務店、クラウド型遠隔監視システム開発/IoT技術を活用し業務を効率化 画像 竹中工務店、クラウド型遠隔監視システム開発/IoT技術を活用し業務を効率化

IT業務効率

 竹中工務店は作業所で稼働しているタワークレーンや工事用エレベーターなどの遠隔監視と稼働データの収集を行うクラウドシステムを開発した。建築需要の拡大で機械の保守運用業務が増加する中、IoT(モノのインターネット)技術を活用し業務を効率化するのが目的。新システムでデータを蓄積し、人工知能(AI)やBIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)と連携させてタワークレーンの自動運転を20年にも試行したい考えだ。
 工事用機械に異常や故障が発生した場合、作業所職員が機械技術者に状況を連絡し、技術者が原因を想定して現地で調査や異常・故障対応などを行っている。このため異常発生から対応まで時間的なロスが生じ、工程に影響を及ぼすこともある。
 新システムでは、工事用機械にセンサーを設置して遠隔監視する。機械技術者は故障の予兆や発生をどこにいてもリアルタイムで把握することができ、迅速な検査、修理対応が可能になる。実稼働時間のデータを蓄積することで部品交換などのタイミングを適切に判断できるようになるため、異常・故障のリスクも低減できる。
 新システムではメーカーが異なる工事用機械からのデータの一元管理に成功。これまで活用し切れなかったデータを分析・処理することで、作業所の安全や品質、工程、施工計画、環境(省エネルギー)など幅広い分野に展開することが可能となり、生産効率をより高められるという。
 既に関西の作業所のタワークレーンで新システムを試行。8月には同じく関西の作業所の工事用エレベーターでも試行を開始する。さらに本年度中に電力機器への適用も計画。適用作業所を全国に順次拡大していく。
 新システムで収集したビックデータは、タワークレーンや工事用エレベーターのICT(情報通信技術)化推進にも活用。工事用エレベーターの自動運転も目指す。

竹中工務店/クラウド型遠隔監視システム開発/20年にクレーン自動化も視野

《日刊建設工業新聞》

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