トリップアドバイザーの活用で集客を確かなものにする!/インバウンド・ジャパン 画像 トリップアドバイザーの活用で集客を確かなものにする!/インバウンド・ジャパン

インバウンド・地域活性

【記事のポイント】
▼トリップアドバイザーの評価や口コミを参考にして宿泊施設を決める旅行者はユーザー全体の94%を占める
▼訪日外国人は日本人とは異なる場所や店を評価していることに注目すべき
▼写真掲載と口コミを集めることはマスト、そこから広がりが生まれる
▼ネガティブな投稿を恐れないこと


 2017年7月19日~21日、東京ビッグサイトで開催された「インバウンド・ジャパン2017」。「ジャパン・エクスペリエンス」価値向上のための見本市として、事業拡大や地方創生のための製品やサービスが集結したインバウンド市場の最前線が体感できるイベントだ。2020年の訪日外国人数4000万人を目指して、数多くの出展、そしてセミナーが開かれた。

 今回の記事では、世界最大の旅行クチコミサイトである「トリップアドバイザー」の代表取締役・牧野友衛氏によるセミナー「世界中の旅行者にアプローチするには? トリップアドバイザーの口コミ活用について」の要約をお届けする。

■宿泊施設を決めるきっかけは、トリップアドバイザーの評価や口コミ

 世界4700万の施設と5億件もの口コミが登録され、月間3.9億人が閲覧する世界一の旅行口コミサイト、トリップアドバイザー。旅行の計画を立てるためにアクセスしたことがある人も多いだろう。トリップアドバイザーの評価や口コミを参考にして宿泊施設を決める旅行者は、ユーザー全体の94%を占めており、口コミの重要性が高まっていることがうかがえる。

 トリップアドバイザーの特徴といえば、評価の点数を表す「バブル」と呼ばれる緑色の丸印だ。これにより世界中の人が「バブル評価が4点であれば、だいたいこれくらいのレベル」という認識を持てるようになっている。つまりトリップアドバイザーは旅行における“世界共通の指標”を創り出したといえるだろう。

 トリップアドバイザーが手がけるのは旅行前の口コミだけではない。現在地の検索やコンテンツのダウンロードが可能な専用アプリを提供し、旅行中にもサービスを受けられるようにしている。アプリのダウンロード数は4億にも及ぶという。

■訪日外国人のトリップアドバイザーの使い方とは?

 現在トリップアドバイザーに掲載されている日本国内の施設は70万件。トリップアドバイザーのレポートによると日本の観光情報閲覧数は2013年以降増加しており、2016年にはアジア地域の中で最も高い関心を集めている。

 トリップアドバイザーの評価や口コミは、エクスペディアやえきねっと、ぐるなび等の他社サービスにも連携されている。つまり直接トリップアドバイザーを利用していなくても、多くのユーザーがトリップアドバイザーにおける評価や口コミを参考にしているということになるわけだ。

 それでは訪日外国人による日本の評価はどうなのだろうか。2016年の口コミ数は前年比の1.5倍となっており、中でも東京・京都・大阪・北海道・沖縄の人気観光地の口コミが60%を占めている。

 ただし外国人は日本人とは評価する観光スポットが異なっており、秋葉原のフクロウカフェ「アキバフクロウ」や京都の「サムライ剣舞シアター」など、日本人があまり訪れないようなスポットの人気が高い。また、「伏見稲荷神社はトレッキングに最高」といった口コミも多く、日本人の持つ感覚とは大きく異なることが分かる。


《川口裕樹/HANJO HANJO編集部》

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