三井不動産が大規模物流施設事業を加速/年間400億円投資 画像 三井不動産が大規模物流施設事業を加速/年間400億円投資

制度・ビジネスチャンス

 三井不動産は大規模物流施設事業を加速する。20日に東京都内で記者説明会を開き、6棟の新規開発計画を公表した。1棟は着工済みで、残る5棟は10月~19年4月に順次着工する。三木孝行常務執行役員ロジスティクス本部長は「年間4棟のペースで開発を進めたい。1棟当たり約100億円、年間で約400億円を投資する」方針を明らかにした。
 計画・開発中の物件を含めた同社の物流施設数は28棟(総延べ約240万平方メートル)となり、累計総投資額は約4000億円に達する。20日に公表したのは▽三井不動産ロジスティクスパーク(MFLP)船橋ii▽MFLP羽田▽MFLPつくば▽MFLP川口i▽MFLP川崎i▽MFLP大阪i-の6プロジェクト。
 このうちMFLPつくば(茨城県つくばみらい市紫峰ケ丘3の35、S造3階建て延べ2万5500平方メートル)はJFEシビルの設計・施工で5月に着工。18年3月の竣工を予定している。
 MFLP船橋ii(千葉県船橋市浜町2丁目)とMFLP羽田(東京都大田区羽田旭町10の1)は、三井不動産が強みとする街づくりの観点で開発する「街づくり型ロジスティクスパーク」に位置付ける。
 MFLP船橋iiの計画地は船橋オートレース場跡地。16年10月に竣工したMFLP船橋iの南側に隣接し、東側隣接地ではMFLP船橋iiiも開発予定という。建物規模は8階建て延べ22万5000平方メートル。敷地内には2万平方メートルの広大な緑地スペースやカフェテリア・託児所などが入る「ゲート棟」も整備する。10月の着工、19年10月の竣工を目指す。
 MFLP羽田は、ANAホールディングスと共同開発する「インダストリアルパーク羽田」の物流施設棟として計画している。建物は5階建て延べ8万4400平方メートルの規模。地域貢献策として緑道や歩行者空間を整備。施設内への大田区の産業に資する施設の誘致なども検討している。12月の着工と19年6月の竣工を予定する。
 MFLP川口i(埼玉県川口市領家4丁目)の規模は4階建て延べ5万4100平方メートル。予定工期は18年4月~19年4月。MFLP川崎i(川崎市川崎区富士見1の6)はA、Bの2棟で構成する。建物の規模はA棟が4階建て延べ2万6900平方メートル、B棟が同延べ1万4600平方メートル。工期は18年9月~19年9月を想定している。
 大阪市内で初めて開発する物流施設・MFLP大阪i(大阪市淀川区)の規模は4階建て延べ4万8300平方メートル。19年4月の着工、20年4月の竣工を予定している。
 三木本部長は記者説明会で、物流施設開発事業の強みとして建設会社との関係を挙げ「金額だけのコンペではなく、継続的に信頼できるゼネコンに(工事を)依頼している」と説明。これまでのプロジェクトを通じ▽大林組▽新日鉄住金エンジニアリング▽JFEシビル▽錢高組▽安藤ハザマ-の5社と良好な関係を築いてきた。今後着工する5棟も5社のいずれかに任せる可能性が高いという。同社は物流施設事業の拡大に向け、国内地方都市やアジア圏での開発も検討している。

三井不/大規模物流施設事業を加速/新規に6棟開発、年間400億円投資

《日刊建設工業新聞》

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