北海道新幹線手稲トンネルの計画変更/高架橋部分を地下化、「札樽トンネル」に 画像 北海道新幹線手稲トンネルの計画変更/高架橋部分を地下化、「札樽トンネル」に

インバウンド・地域活性

 鉄道建設・運輸施設整備支援機構北海道新幹線建設局は6月30日、北海道新幹線新小樽駅~札幌駅間に整備する手稲トンネル(札幌市~小樽市)の建設計画を変更した。手稲トンネルと札幌駅の間で当初計画していた延長約7400メートルの高架橋を、手稲トンネルの一部として地下化する。これによりトンネル名称を手稲トンネルから「札樽トンネル」に、トンネル延長は1万8750メートルから2万6230メートルに変更した。
 従来の計画では、手稲トンネル出口から札幌駅付近までの約7400メートルを高架橋とする予定だった。しかしこの計画に対し、札幌市や北海道が沿線地域住民の生活環境への影響を懸念。沿線地域住民の生活環境に配慮した計画にするよう鉄道運輸機構に要請し、これに応じる形で騒音などの少ないトンネル構造に見直した。
 新たにトンネルの建設が決まったのは、JR函館本線の発寒駅~桑園駅と並行する札幌市内の約7400メートルの区間。計画変更に伴う総事業費の増額はなく、当初の予定通り1兆6700億円で建設を進める。開業時期も当初の2030年度を目指す。
 鉄道運輸機構は3日に公表した7月以降の17年度工事発注見通しで、手稲トンネルの計画変更を反映させた。本年度の発注を予定している手稲トンネルの工事2件は名称を「札樽トンネル」に変更。2件のうち札樽トンネル(旧手稲トンネル)富丘工区は、入札時期を第2四半期から第4四半期に後ろ倒しした。同石倉工区は当初の予定通り第3四半期に入札する。
 このほか、新幹線駅となる長万部駅(倶知安町)の計画も変更し、線路による地域の分断などを防ぐ目的で、駅構造を当初の地平駅から高架駅に見直した。

鉄道運輸機構/北海道新幹線手稲トンネルの計画変更/高架橋部分を地下化

《日刊建設工業新聞》

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