民営化の仙台国際空港、LCC専用の旅客搭乗棟増設へ 画像 民営化の仙台国際空港、LCC専用の旅客搭乗棟増設へ

インバウンド・地域活性

 昨年7月に国管理の空港として初めて民営化された仙台空港で、格安航空会社(LCC)専用の旅客搭乗棟(ピア棟)を増設する工事が近く始まることが分かった。空港運営を手掛ける「仙台国際空港」が、既存のターミナルビル西側に、三つの搭乗ゲートを備えるピア棟(2階建て延べ6000平方メートル程度)を増設。ゲート機能を拡充し利用者増加に対応する。施設の設計を日建設計、施工を前田建設らが担当。8月までに着工し、約1年で完成させる計画だ。
 ピア棟の工事に近く着手する方針は、仙台国際空港の岩井卓也社長が6月30日に仙台市内で会見し明らかにした。同社は東急電鉄や前田建設らで構成する特別目的会社(SPC)で、昨年7月から仙台空港の運営を担当している。
 前田建設はCMR(コンストラクションマネージャー)としてピア棟の増築工事を手掛ける。日建設計がピア棟の実施設計を終え、現在、前田建設が複数の下請企業を選定しているという。
 工事には、下請への支払い額を第三者がチェックし、発注者に開示するオープンブック方式を採用する。
 増築棟は、当初の予定では平屋の施設を想定していたが、建物1階部分を管理車両が通過できるよう、ピロティ構造に変更した。
 仙台国際空港は旅客数増加に向け今後30年間に341億8000万円の設備投資を行う計画。運営開始当初の5年間を集中改革期間と位置付け、旅客ターミナルを改修するほか、ピア棟の増設や立体駐車場の新設などを行う。
 ピア棟増築工事と並行し、ターミナルビル2階の出発ロビーと保安検査後の待合室を改修する設計を進める。物販や飲食施設などを充実させることで、施設の魅力を高める狙いだ。
 仙台国際空港は東急電鉄と前田建設、豊田通商、東急不動産、東急エージェンシー、東急建設、東急コミュニティーが出資。同空港の運営主体として、昨年7月から空港施設の管理・運営を手掛けるとともに新規路線の誘致活動などを展開している。

仙台国際空港/ピア棟増築に近く着手/ゲート機能拡充へ、前田建設がCMr

《日刊建設工業新聞》

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