そうめん、贈答品から日常食へ/パクチーやツナ缶など食べ方提案 画像 そうめん、贈答品から日常食へ/パクチーやツナ缶など食べ方提案

制度・ビジネスチャンス

 7月7日は「そうめんの日」。夏の食卓を彩るそうめんの需要は近年、中元など高額な贈答品から、手頃な価格の日常食へと変化している。製造や小売り、外食は底堅い日常食としての需要に商機を見いだし、コリアンダー(パクチー)など人気食材と組み合わせた新メニューの開発や食べ方提案に注力。販売拡大を狙う。

 コンビニエンスストアのローソンストア100(東京都品川区)は6月末、そうめんの新しい食べ方を提案するイベント「そうめん開き」を東京都内で行った。そうめん研究家のソーメン二郎氏が、パクチーやオリーブオイル、ツナ缶などと組み合わせたレシピを紹介。「楽しいメニュー提案で食べる機会を増やす」と強調した。

 同社は今夏、そうめんの麺、つゆ、薬味、トッピング用の食品を集めた提案型の売り場を全店で展開。「夏のそうめんは、そばやうどんの1.5倍売れる主力商品。食べ方提案で前年比10%増を目指す」(同社)と力を入れる。

 うどんチェーン「はなまるうどん」を展開する、はなまる(東京都中央区)は6月から「うどん県のそうめん」(480円)を始めた。そうめんの販売は初。香川産の乾麺(200グラム)を使い、「蒸し鶏の練り梅添え」など3種の薬味で味わう。「これまで中元需要が主流だったが、外食にもニーズがあると踏んだ」と同社。女性や子ども、年配者を中心に支持され、予想以上の売れ行きだという。7月末までの期間限定で提供する。

 日清食品(東京都新宿区)は先月、カップヌードル「そうめん 鯛(たい)だし柚子(ゆず)風味」(194円)を発売。2014年からそうめんをシリーズ化し、今年が第4弾。ユズは国産を用い、40、50代の客層向けに上質感を打ち出した。氷で冷やす食べ方も提案する。8、9月までの期間限定。「カップ麺で、そうめん商品の拡大を目指した。出足は非常に好調」と同社。

 全国乾麺協同組合連合会の安藤剛久専務は、そうめん消費について「贈答需要が低迷し、生産量はここ3年で4割減った」と指摘。その半面、「日常的に食べる需要は根強い。国産素材の使用など、品質と価格を高める取り組みが鍵となる」と話す。

そうめん 贈答品から日常食へ 外食、コンビニ 食べ方提案 需要拡大の鍵 品質と価格 

《日本農業新聞》

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