富裕層インバウンドの法則その8 画像 富裕層インバウンドの法則その8

インバウンド・地域活性

 情報(インフォメーション)が知(インテリジェンス)に変化するには、「教える」を継続しなければならない。富裕層インバウンドビジネスにおいては、継続的な情報<継続的な知、という不等式が成り立つという前提をおいてみてはいかがだろう。結局のところ商品を購入するという行為まで持っていくには、相手の価値観と商品性がマッチしていなければならない。ファンクショナルな部分は当然ながら、どのようにエモーショナルな部分に訴えかけるかが勝負であることは明白だ。

 ニューロン(脳神経)を研究するのがはやっているのをよく聞くが、確かにうなずけるところもある。ピンとくる、というのは、直感的な語感を伴うが、実は先んじて「知」が醸成されているからピンとくるのであって、本来は直感ではない。お客様の中で商品の逸話が知的レベルにまで高まった瞬間の行為のひとつが「購入する」という行為なのだ。「知」まで高めるには、継続しなければならないのが前提である。継続して勉強していると理解が進むことと全く同じことだ。

 富裕層インバウンドビジネスで購入に結びつく「知」の醸成に必要なもの、言い換えれば「外国人富裕層に伝わる」ということを成立させるために最も必要なことは、「丁寧に教えることの継続」なのだ。もっと言えば「刷り込み」にとても近いので、誰にでもチャレンジできる簡単なことと考えて、今までの思考回路から一歩進めてみてはいかがだろう。なお、富裕層インバウンドビジネス研究会については、以下のサイトを参照されたい。http://rpartners.jp/inbound/ibk/


●増渕達也(ますぶちたつや)
ルート・アンド・パートナーズ代表取締役 http://www.rpartners.jp
1992年、東京大学卒業後株式会社電通入社、2002年、富裕層向け雑誌の草分けであるセブンシーズを発行する株式会社セブンシーズ・アンド・カンパニー代表取締役に就任。2006年、富裕層向けライフスタイルマネジメントサービスを手掛ける株式会社ルート・アンド・パートナーズ設立、現在に至る。2013年にはシンガポールに進出。日本、アジアを中心に富裕層ビジネスを手掛け、富裕層マーケティングに関する造詣が深い。「HighNetWorth Magazine」編集長、富裕層インバウンドビジネス研究会も主宰。


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《増渕達也》

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