「夏越(なごし)ごはん」を知っていますか? 中食や外食で人気急上昇中 画像 「夏越(なごし)ごはん」を知っていますか? 中食や外食で人気急上昇中

制度・ビジネスチャンス

 夏の新たな季節食「夏越(なごし)ごはん」の扱いが中食・外食で広がっている。雑穀入りのご飯に夏野菜のかき揚げを載せ、おろしだれをかけた丼で、米穀機構が米の消費拡大を狙って2年前から提案を進めている。飲食店やスーパーなど扱う事業者が増え、今年は提供店舗数が約760と前年の2倍以上に急増している。

 プレナス(福岡市)が運営する和食レストラン「やよい軒」は、夏越ごはんの販売が2年目の今年、提供店舗数を約330店に増やした。昨年、東京都内5店舗で扱い、好評だったことを受けた。

 オクラをかき揚げに入れ、ショウガとだいこんおろしに和風だれをかけるさっぱりとした味わいが特徴。豚しゃぶと合わせた定食(790円)で、今月末まで提供する。同社は「1日に30食以上を販売する店舗もある」と手応えを感じている。

 大手スーパー、マルエツは今年から、総菜商品「夏越ごはん」(429円)の販売に乗り出す。店内で製造し、かき揚げに夏野菜の赤パプリカやニガウリ(ゴーヤー)を使うことで彩りに工夫を凝らす。28~30日の3日間限定で、首都圏の約250店舗で売り込む。夏場に落ち込みがちな弁当総菜の販売てこ入れを狙う。

 「夏越ごはん」は、無病息災を祈る30日の行事「夏越の祓(はらえ)」に合わせた新たな行事食として、米穀機構が2015年から提唱。スーパーや飲食チェーンなどでメニュー採用が広がり、扱う店舗数は昨年の290店から500店近く増えた。インターネット交流サイト(SNS)でアレンジメニューが多く投稿されるなど話題となり、一般家庭での浸透も見られるという。

 同機構は「米は行事食が少ない。夏越ごはんを定着させて、米の消費拡大につなげたい」と期待する。

夏越ごはん 中食・外食に浸透 販売店舗 前年の2倍

《日本農業新聞》

編集部おすすめの記事

特集

制度・ビジネスチャンス アクセスランキング

  1. 国内建設市場は19年にピーク? 建設関連100社アンケート

    国内建設市場は19年にピーク? 建設関連100社アンケート

  2. 野村不動産、東芝青梅事業所跡開発/売却額は100億円

    野村不動産、東芝青梅事業所跡開発/売却額は100億円

  3. 「中小企業の《経営論》」第17回:社員が辞めていってしまう社長が一生懸命に変えたこと

    「中小企業の《経営論》」第17回:社員が辞めていってしまう社長が一生懸命に変えたこと

  4. リニア新幹線南アルプストンネル導水路を建設、全体工程7年想定

  5. 環七地下広域調節池の石神井川区間を工事。集中豪雨にも効果を発揮!

  6. 名古屋市「ノリタケの森」、にぎわいと交流の拠点に

  7. 建設業界、「人手不足」は根拠がない話

  8. イチゴ輸出にCAコンテナ、船便で鮮度保持しながら輸送コスト大幅減

  9. 【田舎にもっと外貨を!:3】古民家再生はCOOL!

  10. ■ニュース深堀り!■成功する空き家と古民家の再利用ビジネス

アクセスランキングをもっと見る

page top