熊本地震/被災した57号北側復旧ルートの二重峠トンネル、着工へ 画像 熊本地震/被災した57号北側復旧ルートの二重峠トンネル、着工へ

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 九州地方整備局が熊本地震で被災した国道57号の災害復旧事業として現道の北側に整備を進めている国道57号北側復旧ルート(熊本県阿蘇市赤水~大津町引水、延長約13キロ)のメインの構造物となる長大トンネル「二重峠トンネル」(延長3659メートル)の着工式が17日、阿蘇市車帰の阿蘇側坑口部で開かれた。式では地元の首長らが20年度に予定している同道路の全線開通への期待感を表明。関係者で祈念発破を行い、工事の安全と早期完成を祈念した=写真。
 二重峠トンネルは阿蘇工区(本坑2000メートル、避難坑1999メートル)、大津工区(本坑1659メートル、避難坑1653メートル)の2件に分けて工事発注し、阿蘇市側と大津町側の両方から掘削する。工法はNATM。
 施工予定者が設計を支援するECI(アーリー・コントラクター・インボルブメント)方式の採用に加え、本坑に並行して設ける避難坑を先行して整備し避難坑から横坑を設け本坑の掘削断面を増やすことにより工期を短縮する。
 阿蘇工区は安藤ハザマ・丸昭建設地域維持型JVが施工し工期は20年7月31日、大津工区は清水建設・福田組・松下組地域維持型JVが施工し工期は同5月31日。2工区合わせた工事費は約214億円。
 式では小平田浩司九州整備局長が「現道復旧の見通しが立たない中、阿蘇と熊本のアクセス改善のため一日も早い整備が求められている。二重峠トンネルの本格的な掘削を開始するが、20年度の開通に向け用地買収や工事推進に全力で取り組む」と式辞。
 蒲島郁夫熊本県知事は「阿蘇へのアクセスルートの回復は熊本地震からの復旧・復興プランの最優先課題。国・県・地元自治体が連携し、一日も早く道路を完成させたい」、佐藤義興阿蘇市長は「異例の早さで着工に至った同道路が未来につながる道路として防災面のみならず安全・安心な物流を復活させ、冷え込んだ基幹産業に大きな風穴を開けてくれると期待している」と述べた。
 安藤ハザマJVの大俣敏文作業所長は「工事の重大さを再認識している。早期に無事故・無災害で工事を完成させる」、清水建設JVの金岡幹作業所長は「熊本の未来に誇れるトンネルを造るという思いで工事を進める」と決意表明した。

九州整備局ら/57号北側復旧ルート・二重峠トンネル(熊本県阿蘇市、大津町)に着工

《日刊建設工業新聞》

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