春日/後楽園駅前地区再開発、教育機関の開校などでランドマークへ 画像 春日/後楽園駅前地区再開発、教育機関の開校などでランドマークへ

インバウンド・地域活性

 東京都文京区の「春日・後楽園駅前地区市街地再開発組合」(杉田明治理事長)が計画している南・北・西の3街区の再開発ビル群(総延べ床面積18万平方メートル)のうち、南街区の再開発ビルの工事が本格的に始まる。15年12月に開始した既存施設の解体工事がほぼ完了し、16日に現地で関係者による地鎮祭が行われた。工事名は「春日・後楽園駅前地区第一種市街地再開発事業施設建築物等新築工事【南街区】」。設計・監理は日本設計、施工は大成建設が担当する。7月の本格着工、21年11月の完成を目指す。南街区の参加組合員は三井不動産。3街区を合わせた総事業費は約1180億円。
 地鎮祭には関係者56人が出席。鍬入れの儀では日本設計の千鳥義典社長が鎌入れ、春日・後楽園駅前地区市街地再開発組合の杉田理事長が鍬入れ、大成建設の村田誉之社長が鋤入れを行い、工事の安全を祈願した。
 地鎮祭後の直会で、杉田理事長は「私たちの夢だった教育機関の誘致で、読売理工学院が(再開発ビル内に)開校される。施工は万全の体制をもって臨んでもらいたい」と述べた。
 千鳥社長は「南街区は緑豊かな空地『グリーンバレー』の導入部を担うことから、親しみやすい居心地の良い建築を目指してきた」とあいさつ。村田社長は「文京区のシンボルである春日・後楽園駅前地区のランドマークとなる素晴らしい建物を、無事故・無災害で、工事完成・引き渡しの日まで気を緩めずに進めていく」と語った。
 建設地は西側に東京メトロ南北線後楽園駅と南側に都営地下鉄大江戸線春日駅の2路線に直結する小石川1の1~8ほか(3街区全体の区域面積2・4ヘクタール、うち南街区の敷地面積9316平方メートル)。南街区のビルはS-A棟、S-B棟、S-C棟の3棟構成で、総延べ床面積は9万4166平方メートル。地下と地上2階でつながる複合ビルとなる。高さは100・23メートル。S-A棟(SRC・S造地下2階地上23階建て)は大型事務所のほか、読売理工学院が入居。S-B棟(SRC・RC造地下2階地上23階建て)は1~3階に商業施設を設け、4階以上に30~70平方メートルの住居169戸を整備する。S-C棟(SRC・S造地下2階地上3階建て)は低層部に商業施設、3階に保育所を設ける。地下部に配置する3棟全体の駐車台数は197台。
 南街区以外では、西街区の複合ビル(RC一部S造地下1階地上13階建て延べ2755平方メートル、高さ50・36メートル)が昨年10月に本格着工し、18年秋にも先行して完成する。1階に店舗、2~6階と12~13階に計28戸の住宅、7~11階に事務所を配置する。設計は日本設計、施工は東洋建設が担当。
 北街区の複合ビル(N-X棟RC・S造地下2階地上40階建て、N-Y棟同地下1階地上5階建て総延べ8万4314平方メートル、高さ140・84メートル)は今年12月の本格着工、21年の完成を目指す。両棟とも1~2階に店舗、3~5階に事務所を配置。N-X棟は6階以上を578戸の住宅とする。設計は日本設計、施工は清水建設が担当する。
 □小倉学作業所長(大成建設東京支店)の話□
 「このプロジェクトにかける思いや夢をきっちりと受け止め、ものを形にしていくことが大切だと感じている。皆さまの夢が理想通りに実現できるよう全社を挙げて取り組む」。

春日・後楽園駅前地区再開発(東京都文京区)/南街区で地鎮祭開く/施工は大成建設

《日刊建設工業新聞》

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