ヒューリック、直営ホテル新規出店/観光分野で攻勢 画像 ヒューリック、直営ホテル新規出店/観光分野で攻勢

インバウンド・地域活性

 ヒューリックは、直営ホテル「ゲートホテル」の新規開発で攻勢をかける。東京・浅草の初弾ホテルに続き、第2弾が入る複合ビルを東京・有楽町で建設中。京都市のPPP事業でもホテルを整備する計画で、2020年の竣工に向けて施設の詳細を早期に固める。今後の開発案件については札幌、大阪、福岡などの都心部に所有する業務系ビルの建て替え計画の中で検討を進め、複数拠点で20年代前半の開業を見据える。
 観光ビジネス開発部長の高橋則孝常務執行役員は「自社ブランドの認知度向上のためにも早期に10拠点体制にめどを付けたい」と話している。
 観光分野を新規重点事業の一つに掲げるヒューリックは、自社ブランドの直営ホテル初弾として12年8月に「ザ・ゲートホテル雷門」(東京都台東区、136室)を開業。ゲートホテルの運営コンセプトに「インティメント(親しみ)」を掲げ、インバウンド(訪日外国人旅行者)をはじめ、国内外のすべての利用者が快適に過ごせる空間づくりを重視している。
 第2弾は同社重点エリアの銀座・有楽町地区に18年10月開業予定の「ザ・ゲートホテル東京」(東京都千代田区、164室予定)。現在建設中の複合ビル(S造地下2階地上13階塔屋2階建て延べ約1・6万平方メートル)の低層に商業施設、上層にホテルが入る。設計は三菱地所設計、施工は大成建設が担当。ゲートホテルブランドの旗艦店として本部機能を持たせる計画だ。
 京都市のPPP案件では、立誠小学校跡地に複合施設「(仮称)ザ・ゲート立誠京都」(S一部RC造地下1階地上8階建て延べ約1・5万平方メートル)を整備する。地域のシンボルである既存校舎の主要部分を保存・再生し、宿泊施設(ザ・ゲートホテル立誠京都)のほか、商業施設、文化ホール、イベント広場やコミュニティースペースなどを創出する。竹中工務店が設計、同社と古瀬組が施工を担当する。
 京都では「京都南禅寺ホテル開発」の事業化にも着手。取得した老朽旅館をホテルに再整備し、運営をゲートホテルと同じ全額出資子会社のヒューリックホテルマネジメントが行う方向で事業計画を検討している。
 今後は都心エリアの立地条件の良い場所に所有する老朽ビルの建て替えを機に、ゲートホテルの出店を積極的に進める。進出済み以外の重点エリアに札幌、大阪、福岡、横浜などを挙げている。

ヒューリック/直営ホテル新規出店で攻勢/早期に10拠点体制確立へ

《日刊建設工業新聞》

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