デジタルサイネージで集客を確かなものにする! 画像 デジタルサイネージで集客を確かなものにする!

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【記事のポイント】
▼サイネージとスマートフォンを連動させると新たなサービスが生まれる
▼サイネージはディスプレイ以上の役割を果たすことができる
▼低コストで始められるサイネージサービスも登場


 多様な役割を果たす街中のメディア、デジタルサイネージに関する様々な情報や展示が一堂に会する国内最大級のデジタルスクリーンメディア産業イベント「デジタルサイネージジャパン2017」が、2017年6月7日~9日幕張メッセで開催された。

 展示会場では8K画質のスーパーハイビジョンディスプレイによる美麗な映像デモや、透過性ディスプレーにより立体感のある表示を可能にしたディスプレイの展示、立体映像が空中に浮かび上がるように見える技術の紹介など、最新技術を駆使してユーザーの目を引くような製品が数多く展示されていた。今回はその中でもサービス業が利用できるようなデジタルサイネージのサービスや製品に注目してみた。

■サイネージとスマートフォンの連動

 デジタルサイネージを活用したサービスの中でも特に目立っていたのが、サイネージとスマートフォンを連動させるサービスだ。

 ジャパンマテリアル株式会社の「スマリサ」はビーコンを使用した情報提供サービス。すでに東京タワーや小田原城などの観光地、住宅展示場、商店街などで採用されている本サービスは、アプリをダウンロードしたスマートフォンを持って各所に設置されたビーコンに近づくと、スマートフォンが信号を受信してその場所のガイドアプリになるというもの。サイネージと連動してクーポンやデジタルコンテンツの配信にも利用することができる。

 スマートフォンとデジタルサイネージを連動させるサービスとしてはNTTテクノクロスの「BizFront/RIC」も挙げられる。こちらは専用アプリ不要、ブラウザだけでサイネージの情報にアクセスできるほか、同時に複数人での利用が可能。多言語対応もしているので、商業施設や宿泊施設などさまざまな人が訪れる場所での利用が想定されている。また、SNSや参加型コンテンツと連動させることによって、ユーザーがサイネージ上にデータを共有することも可能であり、災害避難時の情報共有などにも効果が期待できそうだ。

 このようにデジタルサイネージはそれ単体で利用するのではなく、スマートフォンなどの機器と連動させることで、ユーザーにコンテンツへの関心を持たせることができる。

■サイネージの可能性を追求するユニークなサービス

 株式会社N.ジェンの「infoGrove」はスマートフォンと連動する点では前述のサービスと似た印象を受けるが、このサービスがユニークなのはスマートフォンを振るだけでサイネージ上の情報を入手することができる点だ。単にサイネージから情報を入手できるだけでなく、例えばコンサート情報であればチケット購入ページに遷移できるなどの利便性も考慮されている。

 入手できるのはサイネージからの情報だけにとどまらない。例えば美術館の展示品の前でスマートフォンを振ることで音声案内が再生される、コンサート会場ではアーティストからのメッセージ動画を受け取ることができる、幅広い分野で活用できる可能性を秘めたサービスと言えるだろう。

 またマネキンの販売をてがける株式会社七彩が開発した「インタラクティブマネキン」は、顔部分に映像を投影することで多様な用途への対応を可能にした“次世代のマネキン”だ。中でもコンシェルジュや受付などに利用されている「コミュニケーションタイプ」は、AIを搭載することで音声による対話を可能にしている。ロボットと異なり、簡単に衣装を施すことができるマネキン。その特性を活かし、空港などで和服や武将の甲冑姿のマネキンが観光案内をすれば、外国人観光客受けを狙えるかもしれない。

 このようにスマートフォンやマネキンを利用し「サイネージ=ディスプレイ」という概念の枠を外すことができれば、今後も新しいサイネージの形が生まれるのではないだろうか。

《川口裕樹/HANJO HANJO編集部》

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