リニア新幹線、南アルプストンネル最後の工区着工へ 画像 リニア新幹線、南アルプストンネル最後の工区着工へ

インバウンド・地域活性

 JR東海は7日、リニア中央新幹線の建設プロジェクトで、南アルプストンネル(延長約25・0キロ)の静岡工区(同約8・9キロ)と、大井川流域の水環境保全対策の一環で整備する導水路トンネル(同11・5キロ)の発注手続きに入った。関係地権者との協議が整ったことを受け、静岡県内の関連工事2件の施工者を決める公募競争見積もり方式の手続きを開始した。既に着工している山梨、長野両工区に続いて、南アルプストンネル最後の工区が着工に向けて動きだす。
 公告された2件の工事は「中央新幹線南アルプストンネル新設(静岡工区)」と「静岡県内導水路トンネル新設」。
 契約手続きでは、施工方法などの技術提案や見積もり価格を総合的に評価し、最高評価の企業を選定した後、価格協議などを経て施工者を決定する。参加申請書を導水路が8月2日まで、静岡工区が同16日まで中央新幹線推進本部中央新幹線建設部管理部契約係で受け付ける。見積書の提出日は導水路が10月5日、静岡工区が同18日。
 2件の参加資格は単体か2~3者構成のJV。土木一式工事の総合評定値が単体は1900点以上、JV代表者は1600点以上、JV構成員は1400点以上が条件。
 静岡工区では単体とJV代表者はNATMによるトンネル掘削工事(土かぶり400メートル以上、内空断面積50平方メートル以上かつ延長1000メートル以上)、JV構成員は同工事(内空断面積50平方メートル以上)を02年度以降に完成させた施工実績が必要。
 導水路では単体とJV代表者に山岳TBM(掘削径2メートル以上かつ延長1000メートル以上)とNATMによるトンネル掘削工事、JV構成員にはNATMによるトンネル掘削工事を02年度以降に完成させた施工実績を求めている。
 2件の工事場所は静岡市葵区。最大土かぶり1000メートル以上の区間を含む静岡工区では、本線トンネル(延長約8・9キロ)、その他先進坑、非常口(斜坑)のほか、本線側の導水路トンネルの一部(NATM区間、延長約2・2キロ)など建設工事を行う。追加予定工事を含めた工期は26年11月30日まで。
 導水路トンネル新設の工事範囲はTBMによる施工区間(同約9・3キロ)。追加予定工事を含めた工期は24年4月30日まで。

リニア新幹線/JR東海、南アルプストンネル静岡工区など2件競争見積もり手続き開始

《日刊建設工業新聞》

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