サービス業のIT利用最前線!5 NECが進化させる“おもてなし”プロダクト体験 画像 サービス業のIT利用最前線!5 NECが進化させる“おもてなし”プロダクト体験

IT業務効率

【記事のポイント】
▼接客サービスの向上にとって、顔認証とIoTの技術は重要になってくる
▼店の雰囲気が重要視されるサービス業では「空中投影型RFIDセルフPOS」に注目
▼AI、ARの利用は経験の浅い店員の働きやすさ改善につながる


 インバウンド需要の拡大、そして2020年の東京オリンピック・パラリンピックといった要因から、「おもてなし」がキーワードとして注目されている。さらに、IT/IoTを活用した「おもてなし2.0」とでもいうべきサービスや製品が、飲食業・旅行業・物販業の領域で、多数登場しつつある。本記事はそうした最新事例を紹介し、自社での導入の参考とする内容だ。

 今回は、日本電気株式会社(NEC)に焦点を当てる。国内IT企業最大手といえる同社は、さまざまな民間企業向けにITソリューションを提供しているが、今年4月に、SMB市場(中堅・中小企業)向けに「顔認証ソリューション事業」を強化することを発表した。同社の顔認証ソリューションはその精度に定評があるが、小売・飲食店での「顔認証を使ったワンランク上の接客」への応用が期待されている。

 3月に開催された、流通・小売・飲食業向けの展示発表会「リテールテックJAPAN2017」では、「ウォークスルー顔認証による来店検知」および「顔認証決済」を使った接客デモを展示した。お客様の来店を、自動でチェック”お財布レスでスマートに決済可能にする”など、新たな体験を提供。さらに、店舗での購買履歴やネット上での閲覧/購買履歴などと結び付けることで、個々のお客様にマッチしたお勧め商品を提案するなど、まさに「ワンランク上の接客」を実現可能にするという。リテールテックJAPAN2017には参考展示ながら、「空中投影型RFIDセルフPOS」「AI・AR店舗業務支援ソリューションなど、先進の技術を活用した様々なソリューションが出展されており、2020年に向けた同社の取組みが伺える。これらのソリューションついて、「顔認証ソリューション」「空中投影型RFIDセルフPOS」「AI・AR店舗業務支援ソリューション」の点から、関連部署/関連会社の担当者から話を聞いた。

■高精度の「顔認証ソリューション」で“おもてなし”

 顔認証ソリューションの主な利用分野としては、「入退室管理」「見守り」「防犯」「サービス向上(おもてなし)」が考えられる。NECでは、顔認証ソフトウェアをプリインストールしたアプライアンスサーバと導入サービス・保守サービスをセットにし「顔認証システム導入セット」として提供。事前に登録した顔情報から、本人を高速・高精度に認証できる製品だ。ラインアップは、ネットワークカメラ1台専用の「バリューセット」を、67万円から提供している(希望小売価格、1年保守パック標準バンドル、カメラ別売)。

 あわせて、主なオプションソフトウェアとして、ネットワークカメラ映像を録画し防犯カメラとして機能させる「ビデオマネジメントシステム(VMS)オプション」、人物の年齢・性別を推定する機能で、マーケティング用途やデジタルサイネージと連携させる「FieldAnalystオプション」も提供している。さらに現在、セキュリティゲートと組み合わせた“顔認証による入退場ゲートソリューション”や勤怠管理システムと組み合わせた“顔認証による入退室管理と勤怠管理の連携ソリューション”の提供も予定しているという。

《冨岡晶/HANJO HANJO編集部》

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