NIPPOが合材工場作業員の見守りシステム開発、ビーコンとGPSで居場所把握 画像 NIPPOが合材工場作業員の見守りシステム開発、ビーコンとGPSで居場所把握

IT業務効率

 NIPPOは、合材工場で働く作業員の居場所を検知する「作業者見守りシステム」を開発した。作業員の位置を検出する専用ICタグとスマートフォンを携行させ、工場内はビーコン、屋外はGPS(衛星利用測位システム)で居場所を把握し、危険箇所に近づくとオペレーターが警告するシステムで、同社は4月に千葉県船橋市にある子会社の京葉アスコンで導入した。今後、都市部の合材工場を中心に導入を検討する。
 工場での重篤災害防止に向けた安全対策の一環として開発した。
 システムは、ビーコンとGPSの情報を検知できる富士通製ハイブリッドタグ「ロケーションバッジ」と、スマートフォンで構成。工場内はビーコン、屋外はGPSで作業員の位置をリアルタイムで把握し、情報はスマートフォンを介して常時オペレーターが操作室のモニターで監視する。ビーコンは30秒に1回のペースで位置情報を発信する。危険箇所に近づいた場合、作業員が携行するスマートフォンに警告を行う。監視カメラに写らずに作業している人の位置も常に確認でき、事故の危険を回避できるという。
 京葉アスコンは敷地面積が4万平方メートルで、うち半分の敷地に道路舗装材料を製造するアスファルトプラントや再生材を製造する破砕プラントがあり、プラント内をフロアごとに18ブロックに分け、天井部に約100個のビーコンを設置した。ロケーションバッジには気圧センサーと加速度センサーが内蔵され、作業員が転倒した場合にはモニター上で警報が出る。
 同社は今後、今回のシステムにジオフェンス(地図上の仮想境界線)機能を付与し、あらかじめ設定した危険エリアへの作業員の侵入時に自動的に警告する新システムの検討を行う予定。2年後をめどに実用化を目指す。

NIPPO/合材工場作業員の見守りシステム開発/ビーコンとGPSで居場所把握

《日刊建設工業新聞》

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