リニア新幹線の「神奈川県駅」(仮称)、地下3層構造 画像 リニア新幹線の「神奈川県駅」(仮称)、地下3層構造

インバウンド・地域活性

 ◇シールド発進立坑構築へ
 JR東海は、相模原市内に整備するリニア中央新幹線の「神奈川県駅」(仮称)の隣接工区の準備工事に着手した。地下構造の同駅名古屋側に整備するシールド機の発進立坑の建設工事の一環で、準備工と土留め壁工までをジェイアール東海建設の施工で進める。立坑の掘削工(深さ約30メートル)は別途発注し、18年度の着工を予定。シールド工(準備・掘進)については19年度半ばをめどに作業に入る。
 神奈川県駅の隣接工区の所在地は相模原市緑区橋本2丁目(工事ヤード面積約3200平方メートル)。準備工では仮囲いや防音シートの設置、出入り口、ヤードの整備などを経て、既設杭の撤去作業を行う。6月までに土留め壁工(施工延長100メートル)に着手。18年3月末の完工を目指す。
 神奈川県駅は東京・品川~名古屋間に4カ所整備するリニア新幹線の中間駅では唯一の地下駅。事業説明会の資料によると、地下3層構造(深さ約30メートル、幅約50メートル、線路方向の長さ約900メートル)のうち、地下3階レベルに本線のほか、ホーム、副本線を配置。地下2階レベルには入出場口や改札設備、旅客トイレなどを設ける。
 神奈川県駅周辺の工事は4ブロック(i~iv)に分けて実施する計画。各ブロックの概要は▽iブロック(品川方面からのシールド機の到達部)=シールド到達基地を開削工法で構築(想定工期約6年弱)▽iiブロック(横浜線部)=JR横浜線・相模線の交差下を非開削工法で構築(約10年強)▽iiiブロック(駅一般部)=開削工法で構築(約8年)▽ivブロック(名古屋方面に向かうシールド機の発進部)=シールド発進基地を開削工法で構築(約10年弱)。
 地下駅の建設では構造物の外側に連壁、内側に中間杭を打設した後、バックホウで掘削しながら土砂をダンプで搬出。必要に応じて支保工で連壁を支持する。掘削完了後に底面から躯体を構築していく。
 非開削工法で行うiiブロックについては、横浜線・相模線の両側に構築する施工基地を利用し、駅本体の構造部材を設置した後、内部の土砂をバックホウで掘削・除去する。

リニア新幹線/JR東海、神奈川県駅隣接工区(相模原市)の準備工着手

《日刊建設工業新聞》

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